1人、あるいはそれに限りなく近い人数の情報システム部門を、孤独感を文字に込めて「ひとり情シス」と呼ぶ向きが多い。本連載では中堅・中小企業に多い「ひとり情シス」の問題に注目し、課題解決法を探る。
「中堅・中小企業や小規模企業ではITシステムの運用管理に携わる人員が限られる」というのは周知の事実だ。そうした人員が社内で1人のみという企業も少なくない。そうした状態は「ひとり情シス」と呼ばれることがある。
折しも、スマートデバイスやクラウドといった新たな要素が登場し、中堅・中小企業や小規模企業も次のIT活用に向けてステップを踏み出すべき時に来ている。ひとり情シスにとっては日々の負担を少しでも軽減し、新たな取り組みに割く時間を増やすための工夫が必要となってくる。そこで本連載ではひとり情シスに焦点を当て、人手が足りない中でもスマートデバイスやクラウドといった新たな要素を賢く使いこなしていくためのポイントを解説していく。
まず、以下のグラフをご覧いただきたい。
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