適切な外部刺激を与えるだけで、材料が自ら製品へと変形する――。材料の自己組み立て能力を応用した「4Dプリンティング」は、製品製造にどのような影響を与えるのか。MITの専門家の話から探る。
米Massachusetts Institute of Technology(MIT、マサチューセッツ工科大学)は古くからイノベーションで有名な大学だ。同大学の年次カンファレンス「Crossroads 2014」でもその伝統を反映し、MITの教授たちが次世代技術に関するセッションでプレゼンテーションをした。
カンファレンスの各テーマの中で最も未来的な技術に思えたのが「4D(4次元)プリンティング」だ。これは、3Dプリンタなどで作成した物体が形状を変えたり、自ら構造を組み立てたり(セルフアセンブリ)できる技術である。MITのSelf-Assembly Labという研究室のディレクターを務めるスカイラー・ティビッツ氏は「今こそが未来だ」と語る。
Self-Assembly Labは、ティビッツ氏が1年前に創設した。その目的は、自己組み立てとプログラミングが可能な材料技術に関する研究を推進することだ。この技術は、建築や製造、製品組み立ての方法を大きく変える可能性を秘めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
AIの進化が加速する「プラットフォームビジネス」とは?
マーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新たな成長戦略...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...