セキュリティベンダーが猛抗議した製品評価リポートの内容公正で最適な製品評価とは

NSS Labsが公表した製品比較リポートがベンダーの間で物議を醸している。情報セキュリティ製品における公正で最適な製品評価の方法とは。

2014年06月03日 12時00分 公開
[Brandan Blevins,TechTarget]

関連キーワード

IPS | Cisco Systems | 暗号化 | ROI


 独立系情報セキュリティ調査・アドバイザリー会社の米NSS Labsは2014年4月初旬、6つの主要な企業向け侵害検知システム(BDS:Breach Detection System)のテストを実施し、その結果をまとめたリポート「Breach Detection Systems Comparative Analysis and Security Value Map」(侵害検知システムの比較分析とセキュリティ価値マップ)を発表した。

 このリポートでNSS Labsは、米Cisco Systemsのセキュリティ部門Sourcefire、日本のTrend Micro、米Fidelis、米Fortinetの製品に好評価を与えた。だが、米FireEye、韓国AhnLabの製品については「注意」に分類した。これは、両社の製品が、「3年間のTCO(総所有コスト)とセキュリティ効果の測定結果から見て、ROI(費用対効果)が限られている」と判定されたからだ。

ITmedia マーケティング新着記事

news053.jpg

フォルクスワーゲンがGoogleとタッグ 生成AI「Gemini」搭載で、何ができる?
Volkswagen of AmericaはGoogleと提携し、Googleの生成AI機能を専用アプリ「myVW」に導入...

news175.jpg

JAROに寄せられた「広告への苦情」は50年分でどれくらい? 業種別、媒体別の傾向は?
設立50周年を迎えた日本広告審査機構(JARO)が、これまでに寄せられた苦情を取りまとめ...

news085.jpg

データサイエンティストの認知率は米国6割、インド8割 さて、日本は?
データサイエンティスト協会は、日本と米国、インド、ドイツの4カ国で、データサイエンテ...