急増する「ウイルス対策製品の脆弱性」、メジャー製品も危険侵入テストの要求や予防策の徹底を

セキュリティを守るはずのセキュリティ製品の脆弱性が急増している。セキュリティベンダーに対する攻撃も相次ぐ。ユーザー企業はどう対処すべきなのだろうか。

2013年07月31日 08時00分 公開
[George Leopold,TechTarget]

 セキュリティ対策製品は、大きなセキュリティ問題を招くこともあるようだ。脆弱性テストを手掛ける米iViZ Securityは、セキュリティ製品の脆弱性の実態に関する調査報告書で、そう結論付けている。報告書によると、2012年に発覚したセキュリティ製品の脆弱性件数は全般的に急増し、過去3年間の増加率はほぼ37.3%に達した。

 最も多かったのは、ウイルス対策製品の脆弱性だ。ウイルス対策製品の脆弱性は、調査したセキュリティ製品の脆弱性報告数の49%を占めた。一方で、SQLインジェクションの脆弱性は最も少なかった。

ITmedia マーケティング新着記事

news148.png

「三菱UFJ銀行」と「メルカリ」のフィッシング詐欺が増加――BBソフトサービス調査
BBソフトサービスが、詐欺サイト専用セキュリティソフトで検知・収集したデータを基に、...

news091.jpg

AI生成コンテンツの大増殖で「ソーシャルメディア」が「ソーシャル」ではなくなる日
AIが生み出すコンテンツをAIが学習しさらなるコンテンツを生成する未来は、私たちが望む...

news083.jpg

生成AIで美容業界の未来を創造 エスティ ローダーとマイクロソフトがAIイノベーションラボを設立
両社は消費者とのつながりを強化し、より迅速かつ効果的な市場投入を実現することを目的...