ビッグデータで車の故障を予測 アナリティクスで変わる製造業壊れる前に直してトラブルを未然に防ぐ

ビッグデータのビジネス活用が注目されているが、製造業など、ものづくりの分野での活用事例が増えてきている。SAS Institute Japanが開催したイベントの講演を基にデータ活用とアナリティクスの先進事例を紹介する。

2014年06月13日 12時00分 公開
[藤本和彦,TechTargetジャパン]

 ビッグデータのビジネス活用が叫ばれて久しい。先進的な企業は、業務データやソーシャルデータ、オープンデータといったさまざまなデータを駆使することで、収益向上やコスト削減、リスク管理、プロセスの改善など、ビジネス価値を高めようしている。

SAS Institute Japanの山下克之氏

 製造業など、ものづくりの分野においても、ビッグデータの活用事例が増えてきている。製品や部品に取り付けたセンサーから集めたデータを分析・解析することで、出荷後の製品の稼働状況を把握し、不良検知や予防保全に役立てている。

 また、大規模設備や装置などの故障の予兆を分析し、故障前に把握・予測できれば、予期せぬトラブルの発生を未然に防ぐことができる。

 本稿では、SAS Institute Japanが開催したイベントの講演を基に、ビッグデータおよびアナリティクスの先進事例を紹介する。

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...

news183.jpg

GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...

news160.jpg

B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...