「OpenSSL」は見殺しにされた? Heartbleed事件を招いた“真の戦犯”OpenSSLへの寄付は年間わずか20万円

OpenSSLの脆弱性「Heartbleed」の影響が広がったのはなぜか。その背景をひも解くと、OSSの開発やサポートには、人的・資金的なリソースが圧倒的に不足している現状が垣間見える。

2014年08月26日 08時00分 公開
[Michael Cobb,TechTarget]

関連キーワード

OSS | オープンソース | 脆弱性 | Linux | 脆弱性対策


 「Heartbleed」事件を機に、多くの企業がオープンソースソフトウェア(OSS)のセキュリティを見直している。読者もこの機会に、自社のセキュリティの現状を再確認してはいかがだろうか。

 最近の調査によると、企業が業務にOSSを利用する大きな理由が、セキュリティと品質だ。だがHeartbleed事件の後、多くの企業がOSSに懐疑の目を向け始めている。Heartbleedという脆弱性の発見は、OSS、クローズドソースソフトウェア(CSS)、プロプライエタリソフトウェアでは、どれがセキュリティに優れているかという感情的な議論を再燃させた。

OSSは本当にセキュアなのか?

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...

news183.jpg

GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...

news160.jpg

B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...