パブリッククラウド別のコスト試算で分かった“衝撃の事実”標準的なシステム構成でもAWS、Azureで大きな差が

アプリケーションをクラウドで運用するコストは算定しづらい。だが、オンラインツールを使用してコストを分析すると、プラットフォームの選択肢を絞ることができる。

2015年04月28日 12時00分 公開
[Kurt MarkoTechTarget]
photo 米RightScaleが実施したベンダー別パブリッククラウドの利用状況調査《クリックで拡大》

 現在、パブリッククラウドは「継続的な価格の低下」「セットアップの容易さ」「安価な参入コスト」「管理上の煩わしさの緩和」「先天的なスケーラビリティ」などの理由から、企業にとって非常に魅力的な選択肢になり得る。クラウドインフラの規模や競争によって価格は押し下げられているが、いまだに多くの開発者が米Amazon Web Servicesの「Amazon Web Services(AWS)」のコストを適切に算出できていないのが実情だ。

 あるIaaSの価格に関する調査によると、基本レベルのクラウドサービスのコストは2012年から2015年の間に95%低下しているという。2012年の時点で1時間当たり35〜70セントだったコストは、2015年には10〜30セントになっている可能性が高い。また、別の調査では、Amazonの「AWS Elastic Compute Cloud(EC2)」インスタンスの1時間当たりのコストが2013年と2014年の2年間で56%減少していることが明らかになっている。

クラウド請求書でうろたえないために必要なこと

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。