一般的にはお勧めできないが……
「Windows 8.1」で「Hyper-V」? クライアントPCで仮想環境が必要になる事情とは
デスクトップPCでのHyper-V実行は、一般的にはあまりいいことではない。だがユーザーがセキュリティのためにHyper-Vの仮想マシン内でWebを閲覧しなければならない場合など、それが適切な場合もある。
「Windows 8/8.1」の一部エディション(ProとEnterprise)には、「Windows Server 2012」や「Windows Server 2012 R2」に含まれる仮想マシン実行環境「Hyper-V」の機能を制限した「クライアントHyper-V」が搭載されている。だがやむを得ず使わなければならない事情がない限り、デスクトップPCでHyper-Vを有効にするのは避けた方がいい。
一方、個々の組織にはそれぞれ異なるニーズがあり、中にはデスクトップレベルでHyper-Vを有効にするのが適切な場合もある。例えばある組織ではユーザーに対し、Webサイトは全てHyper-Vの仮想マシン(VM)内で閲覧することを義務付けている。インターネットには悪質なWebサイトがまん延しているというのがその理由だ。もしユーザーが閲覧しようとするサイトのURLをうっかり間違えて入力すれば、不正なサイトに行き着いてしまうかもしれない。
そうしたサイトを閲覧すれば、マルウェアがインストールされ、OSが破損したり、情報を盗まれたり、あらゆる種類の損害を招きかねない。「Internet Explorer」(IE)をVMで実行すれば、ブラウザを安全にサンドボックス化して、主要OSから切り離すことができる。これでセンシティブなデータがブラウザに露呈されずに済む。
開発担当者がデスクトップでVMを使うことを認めている組織もある。これにより、開発・テスト環境を主要デスクトップOSから切り離して隔離できる。
だが他の組織では、代替OSを実行する目的でHyper-Vを使っている。Windows XPにしか対応していないミッションクリティカルなアプリケーションがある場合に使われるのが一般的だ。全てのデスクトップPCでWindows XPを使い続けるのではなく、そのアプリケーションを必要とするユーザーのみが、VM内部でWindows XPを実行するケースが多い。
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