「MDM」はもはやiPhone活用成功の絶対条件ではない？：スイス・チューリッヒ保険など3社のモバイル戦略を紹介（1/2 ページ）

スマートデバイス活用を進める企業が、当たり前のように導入を検討してきたモバイルデバイス管理（MDM）。そんなMDMに対する企業の見方が変化しつつある。3社の担当者の話から、現状を探る。

[Jake O'Donnell，TechTarget]

Gartner Catalyst Conferenceの公式サイト。ユーザー企業の担当者が自社のモバイルファースト戦略を披露した《クリックで拡大》

　モバイルを第一に考えたIT基盤構築を進める「モバイルファースト戦略」の形は、組織によってさまざまだ。こうした中、モバイルファースト戦略を進める上で、モバイルデバイス管理（MDM）の先を見据えた動きが広がり始めた。

　2015年8月に米サンディエゴで開かれた米調査会社Gartnerの年次カンファレンス「Gartner Catalyst Conference」では、ITの専門家がエンタープライズモバイル管理（EMM）の先を行くモバイルファースト戦略について解説した。

併せて読みたいお薦め記事

MDMは“オワコン”か

• 「モバイルデバイス管理（MDM）」はもう“オワコン”なのか
• いずれ消え行く「モバイル管理製品」、ネットワーク管理に統合の“必然”

MDM10選

• iOS／Android端末を月額100円台以下で管理できる「格安MDM製品」10選
• iOS 8、Windows 8、Android端末を丸ごと管理できるMDM製品10選

MDMに注目する教育機関

• iPad活用先進校が明かす、学校が今こそ「MDM」に注目すべき理由
• 桐蔭学園が「iPad」「MDM」「フィルタリング」を導入、選定の決め手は？

MDMより重要なこと