多層防御が鍵となる標的型攻撃対策。その基本となるのが「入口対策」だ。未知の攻撃にも耐え得る入口対策を進めるために、どのようなセキュリティ製品を導入すべきか。基礎から解説する。
2015年6月に発覚した日本年金機構の個人情報の大量流出事件。2カ月たった8月末には、日本年金機構による調査結果書、政府のサイバーセキュリティ戦略本部による原因調査結果、厚生省が立ち上げた第三者委員会による検証報告書と、3種の調査書が公開された。
この事件は多くのメディアに取り上げられ、特定組織を狙ったサイバー攻撃である「標的型攻撃」があらためて広く知られるきっかけとなった。同時に多くの国内組織は、標的型攻撃が対岸の火事ではないことを再確認したはずだ。標的型攻撃のセキュリティ対策をまとめる本連載の2回目では、第1回「“年金機構事件”は対岸の火事ではない 『標的型攻撃対策』を再考する」で取り上げた「多層防御」アプローチにおける「入口対策」に注目する。
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攻撃対象領域の拡大に伴い、SOCは高優先度のアラート対応で手いっぱいになり、トリアージにおいても十分な追加検証が行えていない。この現状を打開するには、AI/機械学習を活用し、大量のデータをセキュリティ対策に生かす手法が有効だ。
リモートアクセスを保護する方法として注目されるゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)。その実現手段として検討したいのが、エンドポイント上でポリシーを適用し、アクセスをきめ細かく最適化する先進的なZTNAソリューションだ。
サイバー攻撃が高度化する中、企業・組織はこの対応に苦慮している。本資料では、CISOやSecOpsリーダーなど、役割別の課題を整理し、この解決につながる製品の選定においてチェックしたいポイントを紹介する。
ハイブリッドワークの定着により働き方が変化する中、セキュリティを強化する方法として注目されるSASE。だが実際には、スタンドアロン製品で構成されるものも多く、性能に不満の声もあった。これらを解消する、AI搭載の統合型SASEとは?
AIや自動化の波はセキュリティ対策にも訪れているものの、ある調査によれば、「脅威やインシデント対応のプロセスを完全に自動化できている」と回答した担当者は16%にとどまっており、停滞している実態がある。その原因と解決策を探る。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
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