“人工知能ハッカー”は囲碁同様に人間のセキュリティ対策を打ち破るのかサイバーセキュリティにとって“もろ刃の剣”(1/2 ページ)

サイバーセキュリティの世界では、ソフトウェアの不具合を自動的に検出して修正できる人工知能(AI)が現実のものとなりつつある。だが、まさにそれと同じ技術が自律型ハッキングにも使われる可能性がある。

2016年04月12日 15時00分 公開
[Michael HellerTechTargetジャパン]
AlphaGo プロ棋士に勝利したAIプログラム「AlphaGo」(出典:Google DeepMind)《クリックで拡大》

 2016年2月末から3月にかけて開催されたセキュリティカンファレンス「RSA Conference 2016」において、通信事業者BT Americaでセキュリティコンサルティング担当最高技術責任者(CTO)を務めるコンスタンティノス・カラギアニス氏は、人工知能(AI)は向こう10年間で飛躍的な進歩を遂げるとの見方を示した。ただし、ソフトウェアのバグを検出して修復する自律型プログラムは早くも2016年夏にお目見えするかもしれない。

ソフトウェアのバグを監視

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news171.png

2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...

news148.jpg

CNN幹部が語る、メディアビジネスにとってのAIのリスクと機会
生成AIがコンテンツを量産し、真偽の明らかでない情報があふれかえる中、メディアの価値...

news016.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。