“人工知能ハッカー”は囲碁同様に人間のセキュリティ対策を打ち破るのかサイバーセキュリティにとって“もろ刃の剣”(1/2 ページ)

サイバーセキュリティの世界では、ソフトウェアの不具合を自動的に検出して修正できる人工知能(AI)が現実のものとなりつつある。だが、まさにそれと同じ技術が自律型ハッキングにも使われる可能性がある。

2016年04月12日 15時00分 公開
[Michael HellerTechTargetジャパン]
AlphaGo プロ棋士に勝利したAIプログラム「AlphaGo」(出典:Google DeepMind)《クリックで拡大》

 2016年2月末から3月にかけて開催されたセキュリティカンファレンス「RSA Conference 2016」において、通信事業者BT Americaでセキュリティコンサルティング担当最高技術責任者(CTO)を務めるコンスタンティノス・カラギアニス氏は、人工知能(AI)は向こう10年間で飛躍的な進歩を遂げるとの見方を示した。ただし、ソフトウェアのバグを検出して修復する自律型プログラムは早くも2016年夏にお目見えするかもしれない。

ソフトウェアのバグを監視

会員登録(無料)が必要です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

新着ホワイトペーパー

事例 双日テックイノベーション株式会社

事例に学ぶ、ワークスタイルに合わせたコミュニケーションツール刷新の取り組み

コミュニケーションツールを時代の要請や社員のニーズに合わせて進化させることは、重要な取り組みとなっている。本資料では、Web会議ツールを軸とする定番プラットフォームのソリューションをフル活用した企業の事例を紹介する。

製品資料 グーグル・クラウド・ジャパン合同会社

クラウドへの移行を成功させるには? 4つのフェーズのフレームワークを解説

生成AIの導入や業務の俊敏化を背景に、クラウドへの移行を進める企業が増えている。しかし、大量のデータが含まれる既存のワークロードの移行には、慎重な計画が必要だ。本資料では、4つのフェーズに基づき、移行成功の要点を解説する。

製品資料 SUSE ソフトウエア ソリューションズ ジャパン株式会社

複雑化を競争優位性に転換する、マルチLinux戦略の運用ガイド

技術が発展し、ユーザーニーズが多様化する中で、多くの企業は単一Linuxディストリビューションによる運用から、複数プラットフォームの運用にシフトしている。一方で課題も顕在化しており、この混在環境とどう向き合うかが問われている。

製品資料 ServiceNow Japan合同会社

リスク管理やコンプライアンス対応の成熟度を高める、最新化フレームワークとは

リスク管理やコンプライアンス対応の取り組みを進めることは、多くの企業にとって重要だ。しかし、どのような手順で取り組みを進めればよいのか分からないという声も多い。そこで本資料では、5つのステップに分けて、詳しく解説する。

事例 ServiceNow Japan合同会社

Uberなど10組織の事例に見る、「リスク&コンプライアンス管理」の実践法と効果

昨今、リスクおよびコンプライアンス管理業務の重要性が高まっているが、現状では多くの組織で成果を挙げられていない。Uberでは、ある統合リスク管理ソリューションを導入し、課題解決を図った。同社をはじめ10組織の事例を紹介する。

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...