インシデントレスポンスの重要性が高まるのに呼応し、エンドポイントセキュリティも進化を続ける。その具体像として充実し始めた「EDR」製品とはどのような製品なのか。
連載第2回「『次世代エンドポイントセキュリティ』は今までのウイルス対策と何が違うのか」では、エンドポイントセキュリティのニーズが高まっている理由として「高度なサイバー攻撃への対処」に注目。サイバー攻撃の進化やそれに対抗する技術について紹介した。今回はもう1つの理由である「インシデントレスポンスへの活用」に焦点を当てる。
前回の記事でも述べた通り、攻撃を100%防ぐセキュリティ対策は存在しない。そのため企業には侵入されることを前提とした体制作り、つまりセキュリティインシデントに対処するインシデントレスポンスのための体制作りが求められる。
インシデントレスポンスを担う組織を一般に「CSIRT」(Computer Security Incident Response Team)という。このCSIRTの業務をエンドポイント側でサポートするセキュリティ製品を、最近「EDR」(Endpoint Detection and Response)と呼ぶようになった。このEDR製品こそが、まさに「インシデントレスポンスへの活用」を想定した次世代エンドポイントセキュリティの具体像なのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
AIの進化が加速する「プラットフォームビジネス」とは?
マーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新たな成長戦略...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...