レピュテーションに仮想化対応――マルウェア検出技術の今を知る10年後のエンドポイントセキュリティはこうなる(後編)

ネットワークセキュリティとの統合が進むとみられるエンドポイントセキュリティ。後編はエンドポイントセキュリティ製品の最新動向を示しつつ、10年後に向けて企業がなすべき施策を探る。

2012年05月09日 09時00分 公開
[鳥越武史,TechTargetジャパン]

 マルウェア対策を中心としたエンドポイントセキュリティは、10年後にどう変わるのか。前編「スマートフォンやクラウドの普及がエンドポイントセキュリティを変える」は、ガートナー ジャパンのセキュリティ担当リサーチディレクターである石橋正彦氏の話を基にエンドポイントセキュリティの現状を整理しつつ、10年後のエンドポイントセキュリティの方向性を示した。

 石橋氏はエンドポイントセキュリティの将来像として、ネットワークセキュリティとの統合が進むという見方を示す。ただし、アプリケーションやデータの多くがクライアントPCにある状況はすぐには変わらない。端末ベースのエンドポイントセキュリティを強化しつつ、ネットワークセキュリティとの統合を進めていくのが現実的だろう。

 後編は、エンドポイントセキュリティ製品を取り巻く最新動向を解説しつつ、ユーザー企業が10年後に向けてなすべき施策を探る。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。