在宅医療・介護はさまざまな職種がチームを組んでサービスを提供します。しかし多職種間コミュニケーションのための情報共有システムは、あまり普及していません。その原因は、コストとスキルの問題に大別できます。
地域包括ケアシステム(注1)の完成を目指す2025年に向けて、各地で急ピッチの整備が進んでいます。地域包括ケアにおいて、医療と介護の橋渡しの役割を担う「在宅医療」が重要であることについては疑う余地がないでしょう。
※注1:地域の包括的な支援やサービス提供体制。厚生労働省は、団塊の世代が75歳以上となる2025年をめどに、地域包括ケアシステムの構築を推進している。
「在宅医療」は入院医療と外来医療に次ぐカテゴリーとして位置付けられています。日本では診療所への通院が困難な患者数は、決して少なくありません。急激な高齢化や核家族化の伸展、それに伴う独居世帯の広がりなどが、その背景にあります。2018年の診療報酬改定でも、在宅医療の裾野の拡大が盛り込まれたように、もっと多くの医療機関が在宅医療に参加することに対する期待が高まっています。
在宅医療は、自宅や介護施設にいながら療養している患者を支援するサービスです。入院医療で提供している定期的な診察や検査、看護、介護、リハビリテーションなどを、出張あるいは施設サービスとして実施することになります。
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遠隔医療体制を構築する際は、患者や通常業務への影響を押さえながら進める必要がある。パンデミック下で一斉に遠隔医療体制を構築した2つの医療機関の例を紹介する。
オーストラリアでは処方箋の完全電子化が一般化しているが、制度確立までの道のりは平たんではなかった。完全電子化を阻んだ課題とその解決策とは。
コロナ禍を契機に、湾岸諸国では「デジタルヘルスケア」への移行が加速している。湾岸諸国におけるデジタルヘルスケア産業の重点投資分野とは。デジタルヘルスケア推進の”壁”とその対処法についても紹介する。
医療機関は膨大なデータを扱い、そのデータに基づいて重要な決定を下す場合がある。一方、データの質は低くなりがちだ。それはなぜか。データの品質を改善させるために必要な方策と併せて紹介する。
英国の国民保健サービスでイングランド地域を管轄するNHS Englandが、医療サービス向けの新データ基盤を構築している。この計画に英国市民団体が“待った”をかけたという。なぜなのか。
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米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
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