「Windows Virtual Desktop」登場でオンプレミスVDIは“オワコン”になる?金融、法務系企業には良い選択肢か

Microsoftは「Windows Virtual Desktop」の一般提供を開始した。これにより「VDI市場は大きく変わる」と専門家は予想する。それはなぜなのか。

2019年10月29日 10時05分 公開
[Erica MixonTechTarget]
画像

 2019年9月30日(米国時間)、MicrosoftはDaaS(Desktop as a Service)である「Windows Virtual Desktop」の一般提供を開始した。テクニカルプレビューから約6カ月後の正式リリースとなった。

 MicrosoftがWindows Virtual Desktopを最初に発表したのは2018年9月、パブリックプレビューを開始したのは翌2019年の3月だった。クラウドサービス「Microsoft Azure」(以下、Azure)で提供し、「Windows 10」をマルチユーザーで利用できる点が他のDaaSと一線を画す。調査会社Enterprise Strategy Groupのシニアアナリスト、マーク・バウカー氏は「すぐには導入が広がらないとしても、ユーザー企業の間で現行の仮想デスクトップインフラ(VDI)を置き換え始めるだろう」と予測する。

 「Windows Virtual Desktopは、ハードウェアにこれ以上投資しない方針の企業にとって、ITインフラを管理することなく同等のデスクトップ機能を利用する有力な選択肢になる」とバウカー氏は語る。

「DaaS」がオンプレミスVDIに取って代わる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...