Windows 10をクラウドで提供する「Windows Virtual Desktop」はどうなる?Microsoft純正DaaSを取り巻く動きを整理

MicrosoftはDaaS「Windows Virtual Desktop」の正式リリースに向けて、同社のアプリケーションを仮想環境での実行に最適化する作業を進めている。Citrix Systemsとの協業も含めて、最近の動きを整理する。

2019年08月11日 08時30分 公開
[Jesse ScardinaTechTarget]
画像

 Microsoftは「Windows Virtual Desktop」の正式提供開始に向けて、同社のビジネスアプリケーションを仮想環境に最適化するようにアップグレードする作業を進めている。Windows Virtual Desktopは、仮想デスクトップインフラ(VDI)をクラウドサービスとして提供するDaaS(Desktop as a Service)だ。同社はWindows Virtual Desktopを2018年秋に発表し、パブリックプレビューも実施したが、正式リリースの日程はまだ決定していない。

 2019年7月のブログ記事でMicrosoftは、同社のオフィススイート「Microsoft Office」に含まれるアプリケーション(以下、Officeアプリケーション)の「Microsoft Outlook」「Microsoft Teams」「OneDrive」などに、仮想環境向けの改良を加えていることを発表した。

 MicrosoftはOutlookのオフライン利用を可能にするキャッシュモード機能を強化し、仮想デスクトップでのメールや予定表の利用性を向上させる。OneDriveではマシン別インストールを可能にして、ユーザーごとにOneDriveをインストールしなくても、ユーザー別のフォルダやファイルを維持できるようにする。Teamsでもマシン別インストールを利用可能にする。Citrix Systemsとの連携により、Teamsには仮想環境における音声や動画の最適化も進める。

 調査会社Constellation Researchのアナリスト、ホルガー・ミューラー氏は「仮想デスクトップは企業にとってこれからも必要となる。VMwareやCitrixではなくOSの開発元から提供されることは大きな利点となる」と評価する。調査会社Forrester Researchのアナリスト、アンドリュー・ヒューイット氏も、同じベンダーから法人向けOSとVDIの両方を利用できるメリットは大きいと述べる。

 Windows Virtual Desktopは、Webブラウザ「Microsoft Edge」や音声アシスタント「Cortana」といった「Windows 10」の新しい機能を制限なく使えるようにするだろう。Windows Virtual Desktopの最大の強みは、サーバOS「Windows Server」のマルチユーザー機能ではなく、マルチユーザーのWindows 10を実現できること、つまりフル機能のWindows 10を使えることだ。

Windows Virtual Desktopを取り巻く動き

会員登録(無料)が必要です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

譁ー逹€繝帙Ρ繧、繝医�繝シ繝代�

製品レビュー ニュータニックス・ジャパン合同会社

クラウド同士の連携と運用の課題解消、WebスケールITの基準を採用した基盤とは

ハイブリッド/マルチクラウドへ移行する企業のIT環境だが、クラウド同士の連携は複雑な上に、運用も非効率になりがちだ。そこで、この問題を解消するためのハイブリッド/マルチクラウドプラットフォームを紹介する。

製品資料 ニュータニックス・ジャパン合同会社

VMware vSphere環境のクラウド移行、ベンダーロックインや不確実性の回避策は?

オンプレミスで稼働してきた仮想マシンを中心としたワークロードのクラウド移行が増える一方、デファクトスタンダードとなっていた、あるハイパーバイザー製品が買収されたことで、多くの課題が顕在化した。その実態と、解決策を紹介する。

事例 ニュータニックス・ジャパン合同会社

ITの導入・運用費を数百万ドル規模で削減、キャンベラ大学に学ぶNutanix導入術

AIや機械学習を支えるIT基盤の整備に課題を抱えていたキャンベラ大学。Nutanixの導入によりリモートアクセス環境を整備し、研究成果の質も向上させたという。本資料では、同大学のITインフラ改善の取り組みを詳しく解説する。

市場調査・トレンド ニュータニックス・ジャパン合同会社

「VMware買収後」の仮想化戦略 企業はどのように対処すべきか

BroadcomはVMware買収後、製品ポートフォリオやライセンス体系に大きな変更を加えた。ユーザー企業はこの変化にどのように対処し、今後のIT戦略、仮想化戦略を検討、構築していけばよいか。

技術文書・技術解説 ニュータニックス・ジャパン合同会社

仮想化環境の移行をもっと簡単に、知っておくべき「6つのステップ」とは?

仮想化環境の移行を考える際は、「現環境と同じ機能が移行先でも利用できるのか」「ライセンス管理の負担は軽減できるのか」など、さまざまな検討事項が生じる。これらを解決し、簡単に移行を実現するための6つのステップを紹介する。

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

繧「繧ッ繧サ繧ケ繝ゥ繝ウ繧ュ繝ウ繧ー

2025/04/02 UPDATE

  1. 繝ェ繝「繝シ繝医ョ繧ケ繧ッ繝医ャ繝励〒譁�ュ励′謇薙※縺ェ縺��エ蜷医�縲後ョ繝舌う繧ケ繝槭ロ繝シ繧ク繝」繝シ縲阪�菴ソ縺�婿
  2. 縲後Μ繝「繝シ繝医ョ繧ケ繧ッ繝医ャ繝玲磁邯壹€阪〒繝槭え繧ケ縺御スソ縺医↑縺�→縺阪�窶懊%縺ョ險ュ螳壺€昴r逍代≧縺ケ縺�
  3. 1蝗槭〒蛻�°繧具シ壻サョ諠ウ繝槭す繝ウ繧剃クク縺斐→繝舌ャ繧ッ繧「繝��縺吶k縲祁ADP縲阪�莉慕オ�∩
  4. 繧オ繝昴�繝亥�繧後�縲計Sphere縲阪�縺ェ縺懷些髯コ縺ェ縺ョ縺具シ溘€€窶懷ョ牙ョ夂ィシ蜒坂€昴↓豐ケ譁ュ縺ァ縺阪↑縺�ィウ
  5. 驕輔>縺ッMac蟇セ蠢懊□縺代§繧�↑縺�€〃Mware Fusion縺ィWorkstation繧呈ッ碑シ�☆繧�
  6. 莉ョ諠ウ繝槭す繝ウ��VM�峨→繝吶い繝。繧ソ繝ォ繧オ繝シ繝舌�蝓コ譛ャ逧�↑驕輔>縺ッ�溘€€Kubernetes隕也せ縺ァ豈碑シ�
  7. 蠕ケ蠎墓ッ碑シ�シ啖DI縺ョ縲檎判髱「霆「騾√�繝ュ繝医さ繝ォ縲阪€∽クサ隕�3遉セ縺ョ謚€陦薙↓驕輔>縺ッ��
  8. 縲祁Mware Fusion縲阪€祁Mware Workstation Pro縲阪�驕輔>縺ィ縺ッ�溘€€VMware縺ョ2螟ァ繝上う繝代�繝舌う繧カ繝シ
  9. Microsoft縺ィVMware縺ョ繝ゥ繧、繝悶�繧、繧ー繝ャ繝シ繧キ繝ァ繝ウ讖溯�繧貞セケ蠎墓ッ碑シ�
  10. ESXi縲後し繝昴�繝亥�繧後€榊セ後�莉」譖ソ蛟呵」懊↓縺ェ繧稀yper-V縲゜VM縲、HV縺ョ驕輔>縺ッ縺薙l縺�

ITmedia マーケティング新着記事

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...

news040.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news253.jpg

「AIエージェント」はデジタルマーケティングをどう高度化するのか
電通デジタルはAIを活用したマーケティングソリューションブランド「∞AI」の大型アップ...