MicrosoftがDaaS「Windows Virtual Desktop」で「Windows 10」のデスクトップをマルチユーザーで利用可能にすることは、DaaS市場に大きな変化をもたらす。競争はますます激化し、他のDaaSベンダーも革新を迫られる。
DaaS(Desktop as a Service)市場にはこれまで、Amazon Web ServicesやVMwareなどのベンダーが参入していた。新参のMicrosoftが投入する「Windows Virtual Desktop」の登場で、DaaS市場の勢力図は大きく変わりそうだ。
多くのDaaSベンダーが最初に提供を開始したのは、サーバOS「Windows Server」のマルチユーザー機能を利用したサーバベースのDaaSだった。次にエンドユーザー1人につき、クライアント版の「Windows」が稼働する仮想マシン(VM)1台を割り当てるクライアントベースDaaSの提供も始まった。そして今、第3のモデルとして登場しようとしているのが、MicrosoftのWindows Virtual Desktopが実現するマルチユーザー版の「Windows 10」だ。提供方式はサーバベースDaaSと似ているが、純粋なクライアント版Windowsを使用できる点が異なる。これはサーバベースモデルより制約が少なく、クライアントベースモデルほどオーバーヘッドがかからない。
マルチユーザー版Windows 10のような技術が登場すれば、DaaS市場は多大な影響を受ける。他のDaaSベンダーも同様のサービスの提供を迫られるだろう。市場の流れに従い、AWSとVMwareのDaaSも既に変化を見せ始めている。
DaaSの採用を検討している企業は、今こそAWS、VMware、MicrosoftのDaaSを確認しておこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...