自社の仮想デスクトップをDaaSプロバイダーに移行することを予定しているIT部門は、災害復旧オプションや監視機能など、自社が必要とするものを把握しなければならない。
DaaS(Desktop as a Service)への移行を考えているIT管理者は、プロバイダーに求める重要な資質を把握しておく必要がある。
管理者は、何よりもまず、自身の日常業務を複雑にしないDaaSプロバイダーを見つけるように心掛けることだ。DaaSを導入する究極の目的は、IT管理者の日常業務を楽にすることにある。IT管理者はDaaSを利用してデスクトップを展開するために行うことを理解し、展開後に残る管理作業が簡単になるようにすべきだ。
ただし、検討するのはこれだけではない。
管理者は、現在のオンプレミス仮想プラットフォームがサポートする形式に対応するDaaSプロバイダーを選ぶ必要がある。互換性がないと、DaaSの導入を一から始めなければならず、余分な仕事がたくさん生まれる。
移行をサポートし、管理者が既存の環境を再構築して最初からやり直さなくてもよいよう支援するDaaSプロバイダーは多数ある。
DaaSプロバイダーが何を提供し、その仕組みがどのようになっているかを正確かつ詳しく示す優れたドキュメントはなかなか手に入らない。障害の発生やデータ保護に対処する方法など、そのDaaSプロバイダーを詳しく理解できれば、IT部門が何を期待できるか判断しやすくなる。
バックエンドのインフラを管理するのはプロバイダーになる。そのため、ドキュメントよりも重要なのがサポートだ。バックエンドで問題が発生しても、IT部門は手を出せない。そのため、問題が起きたときに、その問題を解決するためのサポートが不可欠だ。サポートがなければ、問題発生時に管理者が苦境に立たされることになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
AIや機械学習を基盤とするシステムを活用した、高度な研究を支えるインフラ整備が必要となったキャンベラ大学。だが負担が増大していたIT部門は、効率的な対応を行うことが難しかった。こうした中、同大学が採用したアプローチとは?
VMware製品の永続ライセンスが廃止され、新ライセンスモデルが導入されたことで、多くの企業はITインフラ戦略の再検討を迫られている。本資料では、3つの選択肢のメリットとデメリットを整理し、最適な判断を下すための方法を紹介する。
VMwareの体制変更を機に、IT基盤のクラウド移行を検討する組織が増えつつある。そこでMicrosoft AzureとNutanixを活用した柔軟なインフラ基盤の構築方法や、実際の成功事例を解説。VMwareからの移行を検討中の担当者はぜひ確認してほしい。
仮想化環境の移行は、チームがどれだけ高いスキルを有していても困難を伴う。「今の環境と同じ機能を利用できるか」などのチェック事項も多い。そこで、ベンダーロックインを伴わずに、優れた仮想化テクノロジーへ移行する方法を紹介する。
IT環境の多様化・複雑化に、VMware買収の話が加わって、組織のIT担当者の悩みは増える一方だ。このような状況において、管理運用の簡素化とリスクの軽減をどのように実現すればよいだろうか。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...