「いざデスクトップ仮想化」、VDIとDaaSのどちらを選ぶか“5つの判断基準”二者択一の選択ではない(1/2 ページ)

VDIとDaaSのどちらを選ぶかは重大な決断だ。多くの企業にとっては、管理のしやすさ、制御レベル、パフォーマンスニーズ、セキュリティ、コストが重要となる。

2017年02月09日 12時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]

 VDI(仮想デスクトップインフラ)とDaaS(Desktops as a Service)のどちらを選ぶのが得策かは状況によって異なる。重要なのは、VDIとDaaSのそれぞれについて適切な利用場面を理解しておくことだ。

 VDIを使えば、デスクトップとアプリケーションを中央で一元的に管理し、セキュリティ対策を一括で施せる。一方、クラウドベースのDaaSはVDIよりも導入が容易で、コスト削減効果も高い。

 VDIかDaaSかの判断は非常に簡単な場合もある。例えば資本が限られ、リモートユーザーが少数しかいないスタートアップ企業であれば、少なくとも短期的にはDaaSを選んだ方がメリットは多い。だが多くの企業にとって、VDIかDaaSかの判断はそこまで単純明快ではない。本稿では管理、制御、セキュリティ、パフォーマンス、コストという5つの重要な観点から、この2つのデスクトップ仮想化技術を比較する。

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