DaaSを利用すれば、企業はVDIの複雑さや高いコストを回避できる。だが一部のIT部門は、DaaSの利便性やクラウドのセキュリティに懸念を抱き、導入をためらっている。
DaaS(Desktops as a Service)には幾つか、VDI(仮想デスクトップインフラ)にはないメリットがある。それにもかかわらず、一部のIT部門はDaaSの導入に消極的だ。
DaaSはVDIと同様のメリットを多数提供する。それに加え、DaaSはクラウドであることから、管理コストやインフラコストの削減も期待できる。だがITプロフェッショナルの中には、DaaSに対して慎重な人たちもいる。デスクトップ配信は自分たちで管理したいという考えからだ。
「もし誰かにDaaSに投資するように言われても、そうしないだろう。自分たちの環境は自分たちで管理できるようにしておきたいからだ」。Citrix Systemsの仮想化プラットフォーム「Citrix XenApp」を利用しているというTri-Counties Regional CenterのCIO、ドミニク・ナムナス氏はそう語る。
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