医療機関が「ベンダーのアクセス監視」をせざるを得なかった“潜在的リスク”医療ITとベンダー特権アクセス管理【前編】

米国の医療機関UMass Memorial Health Careは、自施設のシステムに対するベンダーのリモートアクセスを管理するために「ベンダー特権アクセス管理」ツールを導入した。決断に至った危機感とは。

2020年06月09日 05時00分 公開
[Makenzie HollandTechTarget]

 UMass Memorial Health Careは米国マサチューセッツ州中部で最大(同機関調べ)の非営利医療機関だ。3つの病院を運営し、総病床は1125床、1万4000人以上の従業員を抱えている。同機関は第三者独立系機関の監査によって、自施設のシステムに関与するベンダーのリモートアクセス(VPNを含む)をほとんど制御できていないことが明らかになった。

監視こそが平穏をもたらす

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...