「アイデンティティーおよびアクセス管理」(IAM)選びで最初にすべきこと「IAM」を再考する【後編】

「アイデンティティーおよびアクセス管理」(IAM)ツールは、クラウドサービスやモバイルデバイスの利用時にセキュリティを確保するために欠かせない。IAMツールの導入時に気を付けるべき点をまとめた。

2019年08月09日 05時00分 公開
[Johna Till JohnsonTechTarget]
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 前編「いまさら聞けない『アイデンティティーおよびアクセス管理』(IAM)とは?」では、「アイデンティティーおよびアクセス管理」(IAM)ツールの概要と、その必要性を取り上げた。後編は、企業がIAMツールを導入する際に検討すべき事項を紹介する。

 IAMツールを導入する際、WebサイトでIAMツールのベンダーを調べて比較し、最も優れた製品を導入するだけでは十分とはいえない。IAMツールも企業と同様に進化しなければならないからだ。

 企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)における大きな転換期を迎えている。前編で示したように、アプリケーションの稼働環境はクラウドに移行しつつあり、ユーザーにはモバイルデバイスの利用が広まっている。コンテナ、マイクロサービスアーキテクチャ、DevOps(運用と開発の一体化)などの新しいアプリケーションモデルによって、アプリケーションの開発方法が変化している。同時に、自動化やIoT(モノのインターネット)によってユーザーの定義も変わりつつある。

IAMツールの評価は何から始めるべきか

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