「iPad OS 14」「iOS 14」のポイントも解説
「iPad Air(第4世代)」「iPad(第8世代)」は、買う価値があるのか?
Appleの「iPad Air(第4世代)」「iPad(第8世代)」は、どちらも前世代から機能面で強化が図られている。ただし仕事により役立つようになったかどうかは話が別だ。実際のところはどうなのか。
Appleが2020年10月に販売を開始したタブレット「iPad Air(第4世代)」(以下、第4世代iPad Air)は、10.9型ディスプレイと独自プロセッサ「A14 Bionic」を搭載する。同社が2020年3月に発売した「11インチiPad Pro(第2世代)」(以下、第2世代11インチiPad Pro)より新しいプロセッサを採用しており、最小構成価格は第2世代11インチiPad Proの8万4800円(税別、以下同じ)よりも約2万円安い6万2800円だ。
結局、買う価値はあるのか
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第4世代iPad Airはデータ転送や充電のインタフェースに「USB Type-C」を採用しており、データ転送速度は最大5GBpsだ。これにより、カメラを始めとした外部のデバイスからデータを素早く転送できる。認証システムには指紋認証を採用し、センサーを上部の電源ボタンに搭載する。Appleのトラックパッド付きキーボード「Magic Keyboard」を使用できるのも特徴だ。これまでこのキーボードが使用できるのは「iPad Pro」シリーズのみだった。
2020年9月18日販売開始の「iPad(第8世代)」(以下、第8世代iPad)は、10.2型ディスプレイを備える。これまでは「iPad Air」シリーズとiPad Proシリーズのみ使用できたスタイラスペン「Apple Pencil」を使用できる。第8世代iPadの最小構成価格は3万4800円。教育機関向けには3万2800円で販売する。
第4世代iPad Airや第8世代iPadは、いずれも前世代より充実した仕様だ。特に第4世代iPad Airは外出先で写真や動画などのグラフィックスを編集するのに十分な性能があり、クリエイティブ分野の仕事をするユーザーに魅力のある製品になると考えられる。
ただしグラフィックスを扱う部署のない企業にとっては、魅力が薄い可能性がある。オフィスワーカーにとっては、パワフルなプロセッサよりも業務アプリケーションが利用できるかどうかの方が重要だ。調査会社Gartnerは「オフィスワーカーの観点から見ると、新世代iPadの発表に格別の感動はない。iPadはノートPCの代替にはならない」と述べている。
「iPad OS 14」「iOS 14」の注目機能は
AppleはiPad 12発表の翌日、モバイルOS「iPad OS 14」「iOS 14」を提供開始した。これらは同社のメッセージアプリケーション「メッセージ」を強化している。特にグループコミュニケーション機能の利便性を高めており、特定のメッセージを送受信したユーザーにタグ付けしたり、グループメッセージのトークルームから1人のメンバーと直接やりとりしたり、メンションがあった場合のみ通知を受け取ったりできるようになっている。
iPad OS 14は、Apple Pencil向けの新機能を追加した。手書きのメモをタイプ入力したテキストとして別のアプリケーションに貼り付けることができるようにしたため、実質全てのアプリケーションで手書き入力が可能になった。文字を線で打ち消すだけでその語句を消去したり、語句を線で囲んで簡単に選択とコピーをしたりする機能も搭載した。
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