Microsoftのオープンソースターミナルの「Windows Terminal」は、「GitHub」と「Microsoft Store」の両方からダウンロードできる。どちらから入手すべきなのか。
オープンソースのターミナル「Windows Terminal」のリリースは、Microsoftがオープンソースの取り組みを進めてきた流れに沿ったものだ。この取り組みの代表例を幾つか挙げると、開発フレームワーク「.NET Core」、コードエディター「Visual Studio Code」、シェル「PowerShell」などの開発がある。Microsoftはこうしたオープンソースの取り組みにおいて、ユーザーに対してコード共有サービス「GitHub」で利用後のフィードバックをしたり、機能を提案したり、バグを報告したりするよう呼び掛けている。これはユーザーにとって励みになるとともに、IT担当者や開発者の要望に合ったツール開発に注力しようというMicrosoftの意欲を示している。
Windows Terminalの開発プロジェクトはオープンな性質を持っており、GitHubで開発中の機能の優先順位やリリースのスケジュールが公表されている。こうした情報開示は、Microsoftが同プロジェクトに多大な労力を掛けていることを示しており、Windows Terminalの今後にとって明るい材料だ。
Windows Terminalは「Windows」用のアプリケーションストア「Microsoft Store」またはGitHubからダウンロードできる。現時点で安定版とプレビュー版が公開されている。
お勧めはMicrosoft StoreからWindows Terminalをダウンロードし、インストールすることだ。そうすれば新しい更新プログラムのダウンロードを自動化できる。Microsoftもこの理由でMicrosoft Storeからのインストールを推奨している。Windows TerminalをPCにインストールすれば、Windowsの他のアプリケーションと同じ方法で開ける。
Windows Terminalは、一見するとWindowsのコマンドラインインタフェース(CLI)ツールである「コマンドプロンプト」とPowerShellのコンソールが合体したように見えるが、タブのレイアウトを見ればそれとは異なることが分かる。ターミナルのフォントもコマンドプロンプトやPowerShellのコンソールとは少し違う。「Cascadia Code」という比較的新しいフォントを採用しているためだ。
IT製品選定に関する記事をご執筆いただく「読者ライター」を募集します。記事を通じて皆さまの経験やノウハウを共有してみませんか? 応募はこちらから↓
https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2009/25/news11.html
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...