セキュリティ対策に役立つコンピュータ言語5選【中編】
「HTML」「JavaScript」をセキュリティ担当者が学ぶべき納得の理由
「HTML」「JavaScript」の知識を身に付けておくことは、セキュリティ担当者にとって決して損ではないという。それはどういうことなのか。
セキュリティ担当者の業務に役立つコンピュータ言語のうち、本連載は以下の5種類を紹介する。前編「『Python』をセキュリティ担当者が学ぶ意味は? どう学ぶべきか?」は「Python」を取り上げた。中編は「HTML」「JavaScript」を紹介する。
- Python(前編で紹介)
- HTML
- JavaScript
- シェルスクリプト(後編で紹介)
- SQL(後編で紹介)
2.HTML
学習が必要な理由
HTMLはプログラミング言語ではなく、ドキュメントのデザインに利用するマークアップ言語の一種だ。HTMLは主にWebページの作成に使用される。「タグ」という要素でテキストの書式を指定したり、Webページに埋め込む画像や動画などの要素を指定したりする。Webページに有害なスクリプト(スクリプト言語で書かれたソースコード)を埋め込む攻撃など、HTMLを利用するサイバー攻撃は少なくない。こうした攻撃がないかどうかを調査するために、セキュリティ担当者はHTMLを理解しておく必要がある。
学習方法
幸いなことにHTMLはシンプルで、基本の習得にはさほど時間はかからないだろう。「W3Schools」などのWebページ作成学習サイトが提供するチュートリアルですぐに学習を始めることができる。次にサンプルコードを使って学習を進めよう。WebページのHTMLコード(HTMLで書かれたソースコード)を表示し、実際のWeb開発者が書いたHTMLコードを見れば、HTMLでそのWebページを実装する手掛かりが得られる。
3.JavaScript
学習が必要な理由
HTMLがWebページの基本的な部分を形成するのに対し、スクリプト言語(簡易的なプログラミング言語)のJavaScriptはWebページに機能を追加する。JavaScriptで書かれたスクリプト(スクリプト言語のソースコード)は、外部コンテンツの埋め込みやユーザーアクティビティーの追跡など、Webページにおけるさまざまな処理の実行に広く利用されている。一方でWebアプリケーションを標的とする攻撃にもJavaScriptが使われる。こうした攻撃の例として、エンドユーザーのWebブラウザで不正なスクリプトを実行可能にする「クロスサイトスクリプティング」(XSS)の脆弱(ぜいじゃく)性を悪用した攻撃が挙げられる。侵入を分析するなら、ある程度のJavaScriptの知識は必須だ。
学習方法
まずはW3SchoolsなどのWebページ作成学習サイトが提供するチュートリアルで基本を学ぶ。次にWebページで使われているJavaScriptのスクリプトの実例を見てみよう。Webページのソースを表示し、JavaScriptのスクリプトを探して、どのような動作を実現しているのか確認するとよい。セキュリティ担当者が有害なJavaScriptのスクリプトを調査するときも同じ手順を使う。
後編はシェルスクリプトとSQLを取り上げる。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
技術文書・技術解説
[アトラシアン株式会社] IT運用や従業員サポートは生成AIでどう変わる? 使い方や導入の流れは? -
製品資料
[株式会社みらい翻訳] 音声翻訳活用の課題を解決、“本当に使える”ツールの特徴とは? -
製品レビュー
[Wrike Japan 株式会社] 400店舗を支えるWalmart Canada、散在する情報やアナログな管理をどう変えた? -
事例
[Wrike Japan 株式会社] 年間100件超のDXプロジェクトを統合管理、JERAはどのように実現した? -
事例
[Wrike Japan 株式会社] グローバルなクリエイティブ業務を合理化、エスティーローダーに学ぶ実践のコツ
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
全社標準Copilotに絶望? MS Copilotで問い合わせ6割減できた企業は何が違った
-
2
身代金支払いは逆効果 情シスのためのランサムウェア対策ガイド2026
-
3
自社を守る「SCS評価制度」活用法 7割の企業が取引先起点の情報漏えいに直面
-
4
ランサムウェア、暗号化の89%は深夜 情シスが備える「夜間の空白」対策
-
5
多要素認証導入済みでもランサムウェア被害に 復旧費用は平均2億7000万円
-
6
「技術屋」で終わるか、部長へ昇格するか 今取りたい「IT×ビジネスの認定資格」5選
-
7
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
8
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
9
「AI活用を前提とした業務PCへの移行」に関するアンケート
-
10
AIエージェントを暴走させない設定、済んでますか? 対策5選を専門家が紹介
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
2
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
3
生成AIで文書活用を進めるには? 効率化と安全性をどう両立する
-
4
Windows PCとMacの選択制で生産性向上 LINEヤフーが実践する運用管理方法とは
-
5
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
「スクラム」と「カンバン」の違いとは? アジャイル型開発手法を徹底比較
-
8
AI時代に成功するための「ナレッジマネジメント」ベストプラクティス
-
9
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
10
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー