SamsungはGalaxyスマートフォンとタブレットで使えるUI「One UI 4.1」を提供している。「Galaxy A」といった低価格帯の機種でも利用可能になったOne UI 4.1には、どのような機能があるのか。詳しく説明する。
Samsung Electronicsがスマートフォン/タブレット「Galaxy」シリーズ向けに開発するユーザーインタフェース(UI)「One UI」。そのバージョン4.1の機能は、正確な文章を書く必要があったり、Web会議でファイルを共有する必要があったりするエンドユーザーに役立つ。スマートフォン「Galaxy S22」シリーズやタブレット「Galaxy Tab S8」シリーズといった、同社の高価格帯機種に代わる安価なスマートフォン/タブレットを求める病院や製造業は、One UI 4.1による恩恵を得やすい。
One UI 4.1でSamsungは、文章入力画面で単語の候補を表示させるために、ワープロアプリケーションベンダーGrammarlyの文章チェック機能をSamsung Keyboardで利用できるようにした。Grammarlyの機能は入力した文章のスペルミスやありがちな文法ミスをチェックしたり、文章をスキャンして盗用を調べたり、同義語を提案したりする。基本的な機能を備えた無料版に加え、有料版の「Grammarly Premium」を利用することもできる。
ビデオ通話アプリケーション「Google Duo」のライブ共有機能は、エンドユーザーが自分の画面を共有できるようにする。ビデオ通話中に同じ画面で写真やWebブラウザの画面を共有し、閲覧できるようにしたり、ノートアプリケーション「Samsung Notes」を使ったコラボレーションをしたりできる。
One UI 4.1はRAWファイルの画像を編集してJPGやDNG形式で保存できる「Expert RAW」も搭載している。画像の一部を背景から削除できる「Object Eraser」もある。
Samsungは2022年3月、One UI 4.1が利用できるスマートフォン「Galaxy A53 5G」を、低価格帯の「Galaxy A」シリーズに追加した。Galaxy A53 5Gは、6.5型(角の丸みを考慮した場合は6.3型)のディスプレイ搭載で、同社の米国版公式サイトでの価格は449.99ドル。Samsungによると、バッテリーは最大で2日間持続する。
Galaxy A53 5Gの同価格帯には、Appleが発売したスマートフォン「iPhone SE」の第3世代(米国版公式サイトでの標準価格は429ドルから)がある。Appleによると、iPhone SEのディスプレイは4.7型で、Galaxy A53 5Gより小さい。
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