Samsungはスマートフォン/タブレット「Galaxy」シリーズの高価格帯機種に向けて提供していた「One UI 4.1」を、中低価格帯から低価格帯の機種でも利用可能にする。そのインパクトとは。
Samsung Electronicsは、同社製スマートフォン/タブレット「Galaxy」シリーズの高価格帯機種に提供していたユーザーインタフェース(UI)を、中価格帯から低価格帯の機種でも利用できるようにする。そのUIは、Galaxyシリーズ向けUI「One UI」のバージョン4.1だ。One UI 4.1には、文章の文法やスタイル調整を支援する編集ソフトウェアや、Web会議をしながらアプリケーションの画面を共有する機能が付属する。
従来Samsungは、スマートフォンの「Galaxy S22」シリーズとタブレットの「Galaxy Tab S8」シリーズ向けにOne UI 4.1を提供していた。One UI 4.1は、Googleが発表したオープンソースのデザイン仕様群「Material You」をベースにしている。
SamsungはOne UI 4.1で、標準キーボードアプリケーション「Samsung Keyboard」を使った文章入力時に、ワープロアプリケーションベンダーGrammarlyが開発した文章チェック機能を利用できるようにした。One UI 4.1では、エンドユーザーはGoogleのビデオ通話アプリケーション「Google Duo」とSamsungのノートアプリケーション「Samsung Notes」を併用しながら、画面を共有することもできる。
2022年3月の発表によると、Samsungはまずスマートフォンの「Galaxy Z Fold3」「Galaxy Z Flip3」でOne UI 4.1を利用できるようにする。その後、スマートフォンの「Galaxy S21」シリーズや「Galaxy A」シリーズ、「Galaxy S20」シリーズ、タブレットの「Galaxy Tab S7 FE」や「Galaxy Tab S」シリーズなどに提供を開始する。
ITコンサルティング会社451 Researchのアナリスト、ラウル・カスタノン氏によると、SamsungはGalaxyシリーズについて、映像や文章などのコンテンツ制作時に役立つ機能を拡充させている。One UI 4.1の機能を手ごろな価格の機種と組み合わせれば、Galaxyシリーズは「一層魅力が増す」とカスタノン氏は解説する。
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