Windows 11を人気OSにする“奥の手”が「Windows 365」だった?物理PCとの融合目指す「Windows 365」【前編】

Microsoftは「Windows 365」を物理PCのように利用可能にするための機能を充実させている。これらの機能が「Windows 11」の普及を後押しする可能性があるとの声がある。その理由とは。

2022年05月06日 10時15分 公開
[Mike GleasonTechTarget]

 Microsoftは、DaaS(Desktop as a Service)の「Windows 365 Cloud PC」(Windows 365)を、物理PCのような使い勝手にすることを目指している。その一環として、同社はユーザー企業の従業員が自宅やオフィスで、Windows 365の仮想デスクトップ(クラウドPC)と「Windows 11」搭載PCを簡単に切り替えて利用するための機能を拡充させる。これによって物理PCでクラウドPCを直接起動させたり、クラウドPCをオフラインで使ったりすることが可能になる。

Windows 365が「Windows 11」の普及を手助けする?

 これらの機能は、物理PCを使い慣れた従業員でも、クラウドPCを快適に利用できるようにする。「ユーザー企業はこれらの機能により、従業員がオフィス以外の場所にいる場合でも、私物端末を使う場合でも、安全に仕事を進められるようにすることができる」。Microsoftが2022年4月に開催したオンラインイベント「Windows Powers the Future of Hybrid Work」で同社の経営幹部はこう述べた。

 Microsoftは2021年夏にWindows 365を提供開始した。Windows 365では、競合DaaSのようなデータ使用量に応じた課金制ではなく、ユーザー数に応じた料金体系を採用した。

 Windows 365によって、MicrosoftはWindows 11の普及に弾みをつけられる可能性がある。Windows 11は普及がなかなか進まない。ハードウェア要件が厳しいためだ。ユーザー企業はWindows 365を利用することで、ハードウェア要件を満たさない端末でも、クラウドPCを介してWindows 11を利用できるようになる。


 後編は、Windows 365のクラウドPCを物理PCのように利用可能にする主な機能を紹介する。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news172.jpg

デジタルサイネージ一体型自動ドアによる広告配信サービス ナブテスコが提供
ナブテスコがデジタルサイネージ一体型自動ドアを広告メディアとして利用する新サービス...

news072.jpg

Threadsで目立つ投稿をするには? Metaがフィードアルゴリズムの仕組みに関する洞察を公開
X(旧Twitter)に変わるものとして期待されるMetaの短文投稿SNS「Threads」。Metaが公開...

news061.jpg

マーケターの87%は自分の仕事が生成AIなどのテクノロジーに取って代わられることを懸念――Gartner調査
Gartnerがマーケティング人材に関する調査を実施。環境的不確実性と技術的複雑性の中で、...