2022年06月28日 10時00分 公開
特集/連載

「DaaS」とは? リモートアクセス手段として使う“あのメリット”リモートアクセス2大手段「DaaS」「VPN」の違いを比較【第1回】

リモートアクセスの代表的な手段に「DaaS」(Desktop as a Service)がある。DaaSの仕組みと利用方法、代表的なサービスを説明する。

[Chris Twiest,TechTarget]

 従業員(エンドユーザー)が自社のシステムにリモートアクセスできるようにすることは、ビジネスの継続性を維持するための有力な方法だ。リモートアクセスを可能にする方法にはさまざまな選択肢がある。

 「DaaS」(Desktop as a Service)と「VPN」(仮想プライベートネットワーク)は、エンドユーザーが自社のリソースにリモートアクセスできるようにする点は同じだ。ただし使い方やユーザーエクスペリエンス(UX:ユーザー経験価値)、セキュリティ、管理性が異なる。本稿はDaaSの仕組みと代表的な製品を説明する。

いまさら聞けない「DaaS」の基礎知識

 DaaSは、仮想デスクトップのクラウドサービスだ。IT担当者は仮想デスクトップのインフラの設定と管理をDaaSベンダーに任せられる。DaaSベンダーは通常はインターネット経由で、仮想デスクトップの画面だけをエンドユーザーのクライアント端末に配信する。

 一元管理が可能な点がDaaSの特徴だ。企業は単一の管理インタフェースで、DaaSの全ての設定内容を管理できる。管理インタフェースを通じて仮想デスクトップのゲストOSや業務アプリケーションの更新プログラムを適用することも可能だ。IT担当者はエンドユーザーが新しいバージョンの業務アプリケーションを使用するタイミングやポリシーを決めたら、仮想デスクトップのイメージファイルに一斉適用できる。

 代表的なDaaSとして、Microsoftの「Azure Virtual Desktop」やCitrix Systemsの「Citrix DaaS Standard for Azure」、VMwareの「Horizon Cloud on Microsoft Azure」、Amazon Web Services(AWS)の「Amazon WorkSpaces」などがある。


 企業がリモートアクセスを実現するDaaS以外の選択肢に、VPNがある。第2回は、VPNの仕組みを詳しく説明する。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news088.jpg

Amazon最強伝説を検証する
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...

news041.jpg

TwitterとShopifyが提携 米国のマーケターが熱視線を送る“ソーシャルコマース”とは?
TwitterはShopifyとの提携により、米国においてEC機能を拡張する。

news103.jpg

脱Cookie時代にデジタル広告が取り戻すべきものとは?
インターネット黎明期からデジタル広告の市場創造に携わってきた著者が今、気象データの...