AppleでもXiaomiでもOPPOでもない“あのベンダー”が中華スマホの王者か?不振が続く中国スマートフォン市場【前編】

主要都市のロックダウンに伴う不景気は、中国スマートフォン市場に打撃を与えた。こうした中でも出荷台数を伸ばしたベンダーがあるという。それはどのベンダーなのか。

2022年08月30日 08時15分 公開
[Joe O’HalloranTechTarget]

関連キーワード

Apple | モバイル端末 | スマートフォン


 調査会社Canalysによると、2022年第2四半期(4月〜6月)は中国スマートフォン市場の不振が続いた。中国主要都市が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のためにロックダウン(都市封鎖)を実施したことや、スマートフォンベンダー間競争の激化が同市場の逆風となった。中国のスマートフォン市場は今、どうなっているのか。

首位は“あのスマホベンダー” 2位は出荷台数9割増で猛進

 Canalysによると、2022年第2四半期の中国市場におけるスマートフォンの出荷台数は、前年同期比10%減の6740万台だった。出荷台数で上位5社に入ったスマートフォンベンダーと、それぞれの出荷台数は次の通りだ(同社調べ)。

  • 1位:vivo Mobile Communication(1320万台)
  • 2位:Honor Device(1300万台)
  • 3位:OPPO(Guangdong OPPO Mobile Telecommunications、1180万台)
  • 4位:Xiaomi(1060万台)
  • 5位:Apple(990万台)

 2022年第2四半期、中国全土でCOVID-19の感染が急拡大し、政府は北京や上海、深セン、北京といった主要都市で厳しいロックダウンを実施した。Canalysのアナリストのトビー・チュー氏によれば、中国国民は可処分所得の減少や失業を心配し、消費マインドが冷え込んだ。スマートフォンベンダーは毎年6月1日から18日まで実施される電子商取引(EC)商戦(通称「618セール」)を狙って販売促進に力を入れたが、出荷増にはつながらなかったとチュー氏は説明する。

 首位のvivo Mobile Communicationは2022年第2四半期に20%のシェアを獲得したが、出荷台数は前年同期比では28%減った。一方で、19%のシェアを獲得したHonor Deviceは出荷台数を前年同期比で88%伸ばした。OPPO(シェアは18%)の出荷台数は前年同期比30%減、Xiaomi(同16%)は前年同期比16%減となった。


 中編は、中国スマートフォンベンダーの製品戦略を分析する。

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news068.png

10代の7割超がショート動画を「ほぼ毎日見ている」――LINEリサーチ調査
LINEリサーチは全国の男女を対象に、ショート動画に関する調査を実施しました。

news158.png

自社の変化に対して行動する従業員はわずか2割 なぜそうなる?――電通調査
自社の変化に対する従業員の意識について確認するための調査結果です。

news061.jpg

J-WAVEが「ポッドキャスト×NFT」の音声ファンマーケティングサービスを開始
J-WAVEは、ポッドキャストとNFTを組み合わせた音声ファンマーケティングサービスを開始し...