“XR用スナドラ”とは? 「Snapdragon XR2+ Gen 1 Platform」は何ができるのかそして「メタバース」へ【前編】

Qualcomm TechnologiesのSoC「Snapdragon XR2+ Gen 1 Platform」は「XR」分野での利用を想定しているという。具体的には何ができるのか。主な特徴を整理する。

2022年12月15日 10時00分 公開
[Joe O’HalloranTechTarget]

 半導体ベンダーQualcomm TechnologiesのSoC(CPUや関連プロセッサをまとめた統合型チップ)「Snapdragon XR2+ Gen 1 Platform」は、「XR」(エクステンデットリアリティー)関連の用途を想定する。XRは、現実世界と仮想世界を融合する技術の総称だ。

“XR向けスナドラ”が実現するのはこれだ

 QualcommによるとSnapdragon XR2+ Gen 1 Platformは、現実世界の風景や人の表情、手の動きなどを、3次元(3D)映像で忠実に再現しやすくする。新しい画像処理技術の導入によって、Snapdragon XR2+ Gen 1 Platformはレイテンシ(遅延)を10ミリ秒未満に抑えることが可能だという。

 高精細な動画出力が、Snapdragon XR2+ Gen 1 Platformの特徴だ。スマートフォンでも、PCに匹敵する精細さで仮想空間を描画できるようにする。Qualcommによると、Snapdragon XR2+ Gen 1 Platformは同時に7基のカメラを制御可能だ。複数のカメラとセンサーによる入力を基に、アバター(仮想キャラクター)の表情を詳細に描画できる。複数のベンダーが、2022年末までにSnapdragon XR2+ Gen 1 Platform搭載デバイスを商品化する。

 QualcommのCEOクリスティアーノ・アモン氏は、コンシューマー向け家電見本市「IFA2022」の基調講演に登壇。同社のスマートフォン向けSoC「Snapdragon」(スナドラ)シリーズの進化が、XR向けツールの開発を支えると強調した。XRの具体例であるメタバース(巨大仮想空間)は「次のコンピューティング技術を支える存在になり、現在のスマートフォン市場と同等規模の市場に成長する」とアモン氏はみる。


 後編は、メタバース市場の展望を紹介する。

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