巨大仮想空間「メタバース」は、どのような技術で構成されているのか。何を実現するのか。メタバースの肝をざっくりと解説する。
「Web3」(「Web 3.0」とも)と「メタバース」の違いを解説する本連載。第2回は、巨大仮想空間であるメタバースの概要を説明する。
メタバースは、仮想的に拡張した現実世界とデジタル世界の融合によって生まれる、特定のデバイスやベンダーに依存しない仮想空間だ。暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)による独自の仮想経済システムを備える。NFTは、複数のコンピュータで正しい情報を共有する「ブロックチェーン」で記録されるトークン(データの単位)だ。
教育、医療、小売業といった分野やバーチャルイベントでは、メタバースが没入体験を提供する。企業は自身で独自のインフラを構築する必要はなく、メタバースが基本的なインフラを提供する。メタバースの活用により、企業はより没入感のあるショッピング体験やバーチャルイベントを提供しやすくなる。
没入体験を提供する点において、メタバースはWeb3の仮想空間と似ている。Web3は分散型の次世代インターネットだ。両者とも現在のWebコンテンツの主流である画像とテキストではなく、3D(3次元)グラフィックスによって、現実世界を仮想化した没入体験を提供する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...
高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...
IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...