巨大仮想空間「メタバース」は、どのような技術で構成されているのか。何を実現するのか。メタバースの肝をざっくりと解説する。
「Web3」(「Web 3.0」とも)と「メタバース」の違いを解説する本連載。第2回は、巨大仮想空間であるメタバースの概要を説明する。
メタバースは、仮想的に拡張した現実世界とデジタル世界の融合によって生まれる、特定のデバイスやベンダーに依存しない仮想空間だ。暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)による独自の仮想経済システムを備える。NFTは、複数のコンピュータで正しい情報を共有する「ブロックチェーン」で記録されるトークン(データの単位)だ。
教育、医療、小売業といった分野やバーチャルイベントでは、メタバースが没入体験を提供する。企業は自身で独自のインフラを構築する必要はなく、メタバースが基本的なインフラを提供する。メタバースの活用により、企業はより没入感のあるショッピング体験やバーチャルイベントを提供しやすくなる。
没入体験を提供する点において、メタバースはWeb3の仮想空間と似ている。Web3は分散型の次世代インターネットだ。両者とも現在のWebコンテンツの主流である画像とテキストではなく、3D(3次元)グラフィックスによって、現実世界を仮想化した没入体験を提供する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
生産性向上が重要視される今、エンジニア組織の開発生産性を高めるために、どのような取り組みを進めればよいのか分からないという声も多い。そこで社内報CMSの開発・運用を手掛けるourlyなど、3社の事例からそのヒントを紹介する。
ソフトウェア開発ではテストを、開発エンジニアが自ら担当するシーンが散見される。ただ、開発者自身が自ら開発したものをテストすると、観点に偏りが生じてしまい検証品質が下がる。この問題の解決には第三者によるテストが重要だ。
近年の製造業ではスマートファクトリー化やDXが進み、データ活用の重要性が高まっているが、人材・予算の限られた中堅・中小企業では全社的な展開は難しい。このような問題を解消できる専用ツールについて、導入事例を交えて紹介する。
東レグループ全体でNotesからの脱却が進められたため、移行に向けたプロジェクトを開始した東レ・メディカル。約600のNotesアプリケーションを稼働させていたという同社は、どのようにプロジェクトを成功させたのだろうか。
システムの老朽化が課題となっていたエクシオグループでは、パッケージ製品やローコード開発プラットフォームを使ったERPフロントの刷新を進め、ビジネス変化への対応力を高めたシステムを実現している。同社の取り組みを紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...