盛り上がりを見せている次世代インターネット「Web3」とは、どのような技術なのか。なぜ一部の技術愛好家だけではなく、企業や政府まで広く関心を集めるのはなぜなのか。簡潔に示す。
複数のコンピュータで正しい情報を共有する「ブロックチェーン」に基づく、次世代インターネット「Web3」(「Web 3.0」とも)。その中核となる考え方は「分散」だ。
Web3支持者は、Web3によって巨大なプラットフォーマー(ビジネスをするための製品やサービスを提供する巨大IT企業)に集中していた力が分散し、一般の開発者や消費者がデータをよりコントロールしやすくなると期待している。こうした中、技術愛好家や起業家、政府、大企業の間で、盛り上がってきたWeb3の波に乗ろうという機運が生まれている。
ブロックチェーンに関する先進的な技術が、Web3を支えている。具体的には以下の技術がある。
新しく登場した技術の常として、Web3を活用するには、概して新しいスキルや人材が必要だ。Web3コミュニティーは拡大の一途をたどっており、レベルを問わず開発者に利用しやすい教材を提供している。
第2回から第5回の4回にわたり、Web3の教材を提供する主なWebサイト8つを紹介する。
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