「PDFのAdobe」ここにあり【前編】
ChromeでPDFを直接いじれる「AdobeのAcrobat拡張機能」は何がすごい?
PDFファイルを「Chrome」で直接操作できるようにするのが、Adobeが提供するChrome向けの「Adobe Acrobat」拡張機能だ。専門家をうならせた、この拡張機能の“すごさ”とは。
AdobeはPDFファイル編集ソフトウェア「Adobe Acrobat」の機能を、GoogleのWebブラウザ「Chrome」で利用可能にする拡張機能(以下、Chrome向けAcrobat拡張機能)を提供している。PDFファイルをChromeで読めるPDFリーダーとしての機能だけではなく、PDFファイルのテキストや画像の編集機能も備える。具体的に何ができるのか。
Adobeの「Chrome向けAcrobat拡張機能」は“ここがすごい”
併せて読みたいお薦め記事
テレワークの課題をどのように解決するか
Chrome向けAcrobat拡張機能を使うと、エンドユーザーはChromeの画面でPDFファイルにコメントを追加したり、テキストをハイライト表示したりできる。フォーム(入力欄)への入力や署名の追加も可能だ。Chrome向けAcrobat拡張機能は無償で利用できるものの、一部機能には回数制限や期間制限がある。全ての機能を制限なく利用するには、Acrobatの有償のサブスクリプション契約が必要だ。
Acrobatのサブスクリプションを契約すると、例えば下記の機能が回数や期間の制限なく利用できるようになる。
- テキストや画像の編集
- PDFファイルから「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」ファイルへの変換
- WebページからPDFファイルへの変換
- PDFファイル内にあるページの回転、削除、並べ替え
テキストや画像の編集機能では、テキストの編集はもちろん、画像の切り取り、反転、置き換え、サイズ変更が可能だ。これらの機能は全てChromeで操作でき、アプリケーションを切り替える必要はない。
「アプリケーションの切り替えを減らしてくれる機能は、ユーザーエクスペリエンス(UX:ユーザー経験価値)を改善し、生産性を向上させる」と、調査会社IDCのアナリストであるホリー・ムスコリーノ氏は評価する。ムスコリーノ氏によると、企業の管理職を対象とした同社の調査では、従業員の効率を阻害する主な要因に「アプリケーションの切り替えに掛かる時間」を挙げる回答者が目立っていた。
ムスコリーノ氏はChrome向けAcrobat拡張機能に対して「オンライン共同作業の効率化につながる」と期待を寄せる。Webブラウザを使ってイントラネットや社内ポータルサイトを閲覧し、PDFファイルを開くときに、アプリケーションを切り替えずに済むならば、PDFファイルに変更を加える作業時間の節約ができるからだ。
後編はPDF形式を取り巻く市場の動向を解説する。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
2
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
3
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
4
「テザリング依存」に潜む落とし穴 “遅いVPN”を解消するネット構築術
-
5
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
6
「IT運用・情報システム業務」に関するアンケート
-
7
Claude利用8割のGMO、AI人材の評価軸が「トークン管理」に変わった
-
8
AI導入が失敗する“真犯人”は現場のマニュアル 7割が陥る「標準化」のわな
-
9
被害額は過去最高額 それでも「サイバー犯罪者が捕まらない」3つの理由
-
10
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
-
8
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
9
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
10
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー