テレワークをするソフトウェアエンジニアが燃え尽き症候群になることは珍しくない。そうした事態を防ぐための有力な手段が「議論」の場を設けることだという。それはなぜなのか。
テレワークをするソフトウェアエンジニアの周りには、燃え尽き症候群に陥る要因が幾つも存在する。深刻化を防ぐには、自分だけではなく周囲の人も巻き込んで対策を取ることが重要だ。それを実現するにはどうすればよいのか。そのための4つのテクニックのうち、本稿は4つ目を紹介する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)によって、企業は以前よりも従業員の健康と幸福に関心を示すようになった。これはパンデミックがもたらしたプラスの影響だ。
優秀な人材を引き寄せて、定着させたいと考える企業は、従業員のメンタルヘルスにコストを費やす傾向にある。企業は管理職に対して、部下が健康を保つための時間と場所を設けることや、燃え尽き症候群の防止に役立つ支援策を提供することを奨励している。
このような施策を実施していない企業で働いている人であれば、将来を見据えて、燃え尽き症候群について議論する場を設けることを上司に働き掛けよう。納期を守ることへのプレッシャーが強くなる繁忙期には、特に重要な対策になる。例えば次の行動が役立つ可能性がある。
燃え尽き症候群を防ぐ取り組みの成否を左右するのは、企業の文化だ。企業によっては、ストレス過多や過重労働、疲労困憊(こんぱい)を訴えることに対して、「軟弱で業務が遅いだけだ」と考える人がいる。こうした考え方をする人には、燃え尽き症候群について理解を深めてもらう必要がある。
従業員の燃え尽き症候群への関心を高めるように、他の従業員に働き掛けることは、価値ある取り組みだ。こうした取り組みを通じて「人事部は『従業員の燃え尽き症候群に関して、従業員に働き掛けたい』と考えているものの、その方法や対象を特定できていない」といった状況が明らかになることがある。誰かが行動を起こすことで、当人だけではなく企業全体にメリットをもたらす方向に物事が動き出すはずだ。
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