燃え尽き症候群は、誰にも起こり得る深刻な問題だ。テレワークをするソフトウェアエンジニアが燃え尽き症候群に陥るのを防ぐには、どうすればよいのか。具体策を紹介しよう。
どの業界に所属するテレワーカーにも、燃え尽き症候群になる可能性はある。その要因も、対処法もさまざまだ。「やる気が出ない」「業務が進まない」といった症状が出始めたら、何をすればよいのか。テレワークをするソフトウェアエンジニアが、燃え尽き症候群に陥るのを防ぐ4つのテクニックのうち、3つを紹介する。
仕事との距離を感じたり、仕事がつまらないと感じたりする場合は、新しいスキルの習得を試みよう。関心はあるものの習得していなかったプログラミング言語や、細部を知らないフレームワーク(特定の設計思想を具現化するプログラム部品やドキュメントの集合体)を探してみるとよい。
新しいスキルの習得は、やりがいのある仕事につながる。やりがいのある仕事に取り組むことは、低迷状態から抜け出すきっかけを生む。
テレワークの中心が在宅勤務である場合、テレワーカーは自宅に仕事を持ち込むことになる。仕事とプライベートの間で「譲れない一線」を慎重に設けることが重要だ。以下にその具体例を挙げる。
自宅で働く場合、自宅で共に暮らしている人にも境界線を適用するとよい。緊急の用件がない限り、仕事時間中は邪魔をしないよう、家族やルームメイト、友人、隣人に伝えておこう。
どうしても自宅にいる人に仕事を中断させられるときは、可能な範囲で仕事中に邪魔されないように努める。例えば昼食時に子どもが学校から帰宅する場合、昼食を準備し、子どもと一緒に昼食を取る時間を1時間程度確保する。
仕事量が多過ぎると感じたら、そのことを上司に相談することが重要だ。仕事をスムーズに進めるための助言を上司に仰ぎ、優先度の高い仕事を確認する。
もし仕事の管理がうまくいっていないと感じるならば、それは往々にして判断力を失っている状態だ。仕事を依頼し過ぎていることを上司が認識していないこともある。上司が現状を認識して、他のメンバーと仕事を分担するように取り計らってもらうとよい。
仕事を分担してくれる協力者がいなければ、プロジェクト完了期日の延長を求めよう。期日を延長してもらえたら、プレッシャーが緩和され、精神的余裕が生まれるはずだ。
次回は、4つ目のテクニックを紹介する。
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