Google Cloud Storageはさまざまな用途に応じて使える容量無制限のオブジェクトストレージサービスだ。料金は複数の要素から決定する。料金が決まる仕組みを解説する。
Googleのクラウドストレージ「Google Cloud Storage」(以下、Cloud Storage)は、非構造化データ(構造化されていないデータ)を保存するためのマネージドサービスであり、保存できるデータ量に制限はない。コストの計算は単純ではないので、コストを適切に管理するには、料金の基本的な考え方を理解しておく必要がある。
Cloud Storageの主な用途にはデータ処理やコンテンツ配信、災害復旧、アーカイブ、バックアップがある。利用者は必要に応じて任意の量のデータを保存し、取り出せるが、コストの計算は複雑だ。
それぞれの用途に合わせたベストプラクティスを選択する際には、トラフィック(ネットワークを流れるデータ)やストレージクラス(メニュー)、可用性などを考慮し、Googleの割り当て上限や料金の違いを理解することが欠かせない。
Cloud Storageは、主に以下の要因で料金が変わる。
Googleはストレージの利用料金に加えて、オブジェクト(バケット内の各ファイル)を含むデータ操作時のオペレーション料金も請求する。オペレーション料金は、オペレーションの内容とストレージクラスに応じて変化する。
その他、データへのアクセス頻度に応じて自動でストレージクラスを移行する機能「Autoclass」によってストレージクラスを変更する場合、追加料金が必要になることがある。
後編ではGoogle Cloud Storageのコストを抑えるためのベストプラクティスを紹介する。
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