従業員が積み重ねてきた知見や情報を全社で共有し、業務に活用する「ナレッジマネジメント」を実践するには、ツールを有効に活用することが欠かせない。代表的なツールを3つ紹介する。
従業員が業務の中で得た知見(ナレッジ)やデータを組織全体で資産として共有し、業務に生かすのが「ナレッジマネジメント」だ。ナレッジを管理したり、情報を探しやすくしたりするには、ナレッジマネジメントツールの機能を有効に活用することが欠かせない。主要なナレッジマネジメントツールを3つ紹介する。
Bloomfireの「Bloomfire」は、以下のようなサードパーティーベンダーが提供する業務アプリケーションと連携できる。
金融機関や生命保険会社、製造業や教育機関といったさまざまな業界での活用が可能なことも特徴だ。
Bloomfireを理解するためのキーワードが「コレクティブインテリジェンス」(集合知)だ。同製品では人工知能(AI)機能がナレッジの検索や作成を支援するため、ナレッジを集合知として蓄積しやすい。
Atlassianの「Confluence」は、ナレッジマネジメントツールとして情報の共有やナレッジの作成を支援する。プロジェクトマネジメント用のテンプレートや機能を搭載していることが特徴の一つだ。Atlassianが提供する以下のツールと連携させることもできる。
サードパーティーベンダーが提供する業務アプリケーションと連携することも可能だ。Confluenceは、ナレッジマネジメントとプロジェクトマネジメントの情報を一つのツールに集約させたい企業に向いている。
Guru Technologiesの「Guru」は、AI機能を搭載していることが特徴だ。例えば以下の機能を利用できる。
アプリケーションやファイル、チャットメッセージに基づいたナレッジを全社で共有できるイントラネットや、顧客応対用のナレッジベースも利用できる。Webブラウザの拡張機能として利用できるため、質問やコンテンツを追加するために別のアプリケーションを開く必要がない。
後編は、知識の共有とコラボレーションに焦点を当てた最新のナレッジマネジメントツールを紹介する。
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