Windowsはレジストリが破損することで極めて深刻なトラブルに陥る場合がある。そうした事態を避けるために、Windows 11のレジストリに関する“NG行為”を押さえておこう。
クライアントOS「Windows」をトラブルなく使い続けるためには、レジストリを正常に保つことが必須だ。だがレジストリは知らない間に損傷していて、何らかの問題を引き起こすことがある。そうした事態をできる限り生じさせないために、まずはレジストリに関して“やってはいけないこと”を押さえておく必要がある。
Windowsのレジストリとは、OSやアプリケーションに関する設定情報の格納庫のようなものだ。OSやアプリケーションをトラブルなく利用する上で、レジストリの正常性が欠かせないことは「Windows 11」になっても変わらない。
Windows 11のレジストリは、管理者による誤った変更によって壊れてしまうことがある。Windowsのレジストリを編集するためのツールである「レジストリエディター」でOSの重要な部分を誤って削除したり変更したりすると、システムが使用不能に陥る場合がある。そのため、何かの理由によってレジストリを変更する必要がない限り、レジストリを不用意に変更してはいけない。
レジストリが壊れる問題は、マルウェアの影響によっても生じることがある。ハッカーが悪意を持って設計したマルウェアは、多様な有害行為を実行する。例えば、
といった有害行為が実行されることがある。これらは意図的であれ偶発的であれ、レジストリを破壊する可能性がある。
レジストリに深刻な損傷があると、以下のような症状が現れることがある。
損傷が深刻な場合は、OSを正しく読み込めないことがある。その場合は「回復ドライブ」(正常に起動できる状態に戻すためのデータ)からPCを起動し、回復のための必要な手順を踏む必要がある。
後編は、レジストリの問題を特定して修復するための具体的な方法を紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
日本テレビの運用型テレビCM「スグリー」、プレミアパートナー企業9社を認定
日本テレビは、テレビCM枠をWebで購入できるサービス「スグリー」のプレミアパートナー9...
ウェルチのCMOが語るリブランディング 脱「ぶどうジュースの会社」なるか?
Welch’s(ウェルチ)が製品の品揃えを拡大する中で、CMOのスコット・ウトケ氏はブランド...
OpenAI、Google、etc. 第59回スーパーボウルで賛否が分かれた“微妙”CMたち
スーパーパーボウルLIXでは、有名人やユーモア、政治を前面に押し出した広告について、賛...