セキュリティ分野の採用面接では、少し意外なことを聞かれることもある。例えば、自宅のネットワーク環境についてだ。その質問の狙いと、雇ってもらう確率を高めるための回答とは。
セキュリティ分野の採用面接を受けるとき、動機やスキルだけではなく、一見すると関係がないように思われる内容の質問が出されることもある。一例を挙げると、自宅のネットワーク環境についての質問だ。どう答えればいいのか。本稿はセキュリティ分野の採用面接でよく聞かれる「10個の質問」とその「回答例」のうち、6つ目と7つ目を紹介する。
セキュリティ担当者はさまざまな製品の選定に携わるので、ここは「製品を適切に調べて最適なものを選んでいる」ことをアピールできるチャンスだ。製品選定に加え、定期的にパスワードを変更したり、家庭用と業務用のネットワークを分離したりしていることを説明すれば、プライベートも含めてセキュリティ意識が高いことを面接官に伝えることができる。特に、仕事ではまだセキュリティ分野の経験が浅い人にとって、この質問への回答は自分のスキルを示すための良い機会になる。自信を持って回答できるよう、自宅のネットワーク環境がしっかり構築されているかどうかを面接前にチェックしておこう。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)によるテレワークの導入は、セキュリティの在り方を一変させた。組織は社内システムへの安全なアクセスを可能にするために、VPN(仮想プライベートネットワーク)やRDP(リモートデスクトッププロトコル)を導入しなければならなくなった。これらのツールは攻撃の標的にされる可能性があるので、防御策が必要になる。
採用面接では定期的なパッチ(修正プログラム)適用など、VPNやRDPのセキュリティを確保する方法についても簡単に説明することで、テレワークを巡るセキュリティ課題と解決策を理解していることを示せる。
第5回は、8つ目と9つ目の質問と回答に焦点を当てる。
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クラウドセキュリティ運用の大きな課題になっているのが、増え続けるセキュリティアラートに優先度を設定することだ。各環境によって最重要課題は異なるため、環境に合わせて優先度を設定することが必要になる。その実現方法とは?
サイバーセキュリティではまず、攻撃サーフェスへの対策が重要だが、近年はリモートワークやクラウドの普及により、攻撃サーフェスも拡大している。しかも、サプライチェーン攻撃の増加により、中小企業でも対策は待ったなしの状況だ。
中小企業は、予算や人材の問題からセキュリティが脆弱になっているケースが多い。そのためサイバー攻撃者から“侵入しやすい標的”と認識されている。このような状況を改善するためには、インシデント対応を強化することが重要だ。
サイバー脅威の高度化に伴い、セキュリティ対策の必要性が高まっているが、具体的に何から着手すればよいのか迷う企業も多い。そこで本資料では、サイバーセキュリティの体制を整備するに当たって重要となる点を解説する。
サービスアカウントによる特権アクセスの管理に頭を悩ませるセキュリティ担当者は少なくないだろう。重要なシステムやデータを守るには、こうした特権アクセスを適切に管理し、アカウントを保護することが求められる。
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