Windowsのディスク関連のツールを使うことで、データの保存領域を効率的に使うことが可能だ。その方法の一つである「diskpart」のコマンドで何ができるのかを押さえておこう。
MicrosoftのOS「Windows」搭載のPCでは、「ディスク」関連のユーティリティー(特定の機能を補助するプログラムやツール)を使うことで、データの保存領域をより効率的に使うことができる。その一つの方法に、「diskpart」のコマンドがある。これを使い、「パーティション」や「ボリューム」に対してどのような操作ができるのかを紹介しよう。
diskpartは、Windowsの管理者がディスクを操作するための基本的な手段の一つだ。Windowsのディスクとは、記憶装置やストレージを意味する。例えばSSDやHDDなどが該当する。diskpartは登場から20年以上が経過しても、ストレージ関連のさまざまな作業で変わらず役立つコマンドとなっている。
Microsoftは2000年に全世界で発売したOS「Windows 2000」で、diskpartを採用した。それ以降、全てのバージョンのWindowsでこのコマンドを使用できる。
例えばストレージを追加したときに、diskpartを使うことで以下のような管理作業ができる。
diskpartの操作は、以下に対しても機能する。
diskpartは先に紹介したようなディスクの管理だけではなく、パーティションの修復といったトラブルシューティングに使うこともできる。
WindowsにはGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)ベースのユーティリティー「ディスクの管理」も存在する。ディスクの管理では、diskpartでできる操作のような詳細な制御や自動化はできない。
Microsoftはdiskpartの改良を続けていて、さまざまなコマンドが存在する。最新バージョンでは38種類のdiskpartコマンドがある。
次回は、diskpartを実際に使用する際の注意点を紹介する。
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