消費者をだます偽の商品レビュー「フェイクレビュー」を見分けるには、どのようにすればいいのか。フェイクレビューの6つの特徴を紹介する。
消費者を欺く偽の商品レビュー「フェイクレビュー」は、消費者や企業にとって深刻な問題だ。人工知能(AI)技術を使って生成したレビューも出現し、消費者が実際に書いたものなのか、それとも偽物なのかを区別することは難しくなりつつある。フェイクレビューを検知する上で重要な、フェイクレビューの特徴を6つ紹介する。
投稿者の個性が感じられない言葉遣いや、具体性に欠ける説明は、フェイクレビューの特徴だ。肯定的な表現を使っているものの、商品やサービスに関する具体的な説明が不足している場合がある。フェイクレビューは「私」や「私は」などの人称代名詞を過度に使う傾向がある。
フェイクレビューでは、「ジョン・M・ロバーツ」のように「名前・ミドルネームのイニシャル・姓」という構成の投稿者名が散見される。一方、消費者が手入力する投稿者名は、ミドルネームを省略したり、フルネームを記載したりする傾向にある。
「ジョン・スミス」といったありふれた氏名や、文字と数字の羅列で構成される氏名も、フェイクレビュー“あるある”だ。
消費者が手入力したレビューは、商品やサービスのよい点と悪い点を併記し、バランスの取れた意見になる傾向がある。一方、「この商品で人生が救われた」といった不自然に肯定的なレビューや、極端に否定的な内容のレビューは、フェイクレビューの可能性がある。
一部のWebサイトでは、投稿者のプロフィールページからその人が書いた他のレビューを確認できる。その内容から、繰り返し使われているパターンを見抜くことも一つの手だ。
具体的には、同じフレーズを繰り返し使っていないかどうか、全てのレビューで5つ星の評価(肯定的な評価)あるいは1つ星(否定的な評価)を記載していないかどうか、といったパターンに着目する。レビューを1件しか書いていない投稿者も要注意だ。
投稿者のプロフィール画像も、レビューの信頼性を判断する手掛かりになる。プロフィール画像がなく、氏名がありふれたものである場合は注意が必要だ。一方、プロフィール画像が洗練され過ぎている場合、デジタル素材や生成AI(AI:人工知能)を使って生成した画像である可能性がある。
レビューの文中にスペルミスや文法に関する誤りが複数ある場合、フェイクレビューである可能性がある。
TechTarget.AI編集部は生成AIなどのサービスを利用し、米国Informa TechTargetの記事を翻訳して国内向けにお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...