消費者をだます偽の商品レビュー「フェイクレビュー」を取り締まる米連邦取引委員会(FTC)の規則が発効した。具体的にどのような行為を禁止するのか。
高評価の商品レビューを信じて買った商品が手元に届いてみると、レビュー内容とはかけ離れたものだった──。消費者を欺く偽の商品レビュー「フェイクレビュー」は、生成AI(AI:人工知能)などの技術進歩に伴い、見分けるのが困難になりつつある。
そうした中、米連邦取引委員会(FTC)はフェイクレビューの対策に乗り出した。2024年8月、FTCはフェイクレビューを取り締まる規則「Final Rule Banning Fake Reviews and Testimonials」を発表。同年10月に発効した。どのようにフェイクレビューを規制するのか。
FTCの規則が禁止するのは、フェイクレビューに関する以下の項目だ。
FTCの規則は、フェイクレビューの作成や否定的なレビューの抑制を禁止し、消費者を詐欺から保護するとともに、より透明性の高いオンライン市場の実現を目指している。
次回は、フェイクレビューの見分け方を紹介する。
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