VPNは料金や機能といった条件が異なる製品が無数に存在する。「Android」搭載スマートフォンを運用する企業での利用に適した、主要なVPN製品4つを紹介する。
検索サイトでVPN(仮想プライベートネットワーク)とキーワードを入力するとさまざまな製品名がヒットする。その中から自社のニーズに合った製品を選ぶのは至難の業だ。本稿は、特にGoogleのモバイルOS「Android」を搭載したスマートフォンを利用する企業のIT部門向けのVPN製品を4つ紹介する。
Cisco Secure Clientは、Cisco SystemsのVPN製品「Cisco AnyConnect」の次世代版に当たる。Cisco Secure Clientは、Cisco AnyConnectの機能を拡張したサービスとして、以下の機能を提供する。
Cisco Secure Clientは、Cisco Systemsのセキュリティツールやネットワーク機器と連携して使用可能だ。
ExpressVPNは、2025年7月時点で105カ国にサーバを持つクラウドVPNだ。各サーバは独自のドメインネームシステム(DNS)を持つ。サーバのデータは揮発性のRAM(ランダムアクセスメモリ)のみで処理されるため、エンドユーザーの検索や閲覧履歴、データの使用量は記録されない。データを暗号化するアルゴリズムとして、「AES」(Advanced Encryption Standard)を用い、256bitの鍵でデータを暗号化する。
ExpressVPNは、Androidだけではなく「Windows」「macOS」「Linux」「Android」「iOS」など幅広いOSで利用できる。1サブスクリプション当たり最大8台まで同時接続が可能だ。ExpressVPNは、以下の機能も備えている。
クラウドVPNの選択肢として、Nordsec(Nord Securityの名称で事業展開)のNordLayerがある。NordLayerはVPNに加えて、ネットワークを起点とする脅威に対する高度な保護機能を提供する。
契約するプランによっては、以下を利用可能だ。
NordLayerのサーバは、最大1Gbpsの通信速度を実現可能だ。NordLayerは30カ国以上に仮想ゲートウェイを設置している。Android、Windows、macOS、Linux、iOS向けのVPNクライアントも用意している。NordLayerの利用対象外の機器でも、仮想ゲートウェイと組み合わせることでVPNサービスを利用可能だ。
Proton VPNは個人と企業の両方が利用できるサービスだ。企業向けの「Proton VPN for Business」は、中小企業や大企業とさまざまな規模の企業向けにプランを提供している。
ProtonVPNのサーバは、最大10Gbpsの通信速度を実現可能だ。120カ国以上に仮想ゲートウェイを設置している。Android、Windows、macOS、Linux、iOS向けのVPNクライアントも用意している。
Proton VPNは以下の機能を備えている。
次回は、VPN導入のための7ステップを紹介する。
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