ビジネスチャットツール「Slack」が、人工知能(AI)エージェントが追加された。多様なタスクを自動化することで、エンドユーザーのさまざまな業務を支援する。具体的にはどのようなことができるのか。
Salesforceは、同社傘下のSlack Technologiesが手掛けるビジネスチャットツール「Slack」に人工知能(AI)エージェントを追加し、Slackを「ビジネスの基本システム」として訴求している。
SlackのAIエージェントを用いることで、以下のタスクを実行可能だ。
SlackのAIエージェントを使えば、チャンネルやスレッドでのやりとりを要約できる。音声通話機能「Slack Huddles」(ハドルミーティング)を利用する際、AIエージェントによる議事録作成も可能だ。AIエージェントが生成した情報は中国語や韓国語、フランス語、イタリア語などに翻訳できる。
Salesforceは、今後もSlackのAI機能を広げることを計画している。会議の雑な議事録を整理して構造化された情報に要約したり、会議参加者のアイデアをまとめてプロジェクト概要を作成したりといったことが可能になるという。「これまで人間が作成していたさまざまなコンテンツをAIエージェントが作ってくれるようになる」と同社は説明する。
市場調査会社Valoirの創設者、レベッカ・ウェッテマン氏は、要約をはじめとしたSlackのAI機能について、「どのコラボレーションツールにとっても必須になる」と評価する。
Salesforceは、Slack内外から情報を集めて利用者のプロフィールをAIエージェントが作成する機能の導入も計画している。エンドユーザーはSlackのプロフィールが詳しく書かれていない人からメッセージを受信したとき、相手がどのような人なのか、外部情報も組み合わせて理解を深められる。
この機能は、主に大企業における部門横断の活用を想定しているという。Slack TechnologiesのCPO(最高製品責任者)ロブ・シーマン氏は、「相手が誰かを知ることで、速やかに応し対、交流できるようになる」と説明する。
SlackはAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を通じて他社ツールとの連携を可能にし、コンテンツを検索して要約できるようにする。連携可能なツールには、以下が含まれる。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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