5Gモバイル通信の最新動向

5Gミリ波の今後は? 「ローバンド」「ミッドバンド」「ハイバンド」の利用状況

モバイル通信業界団体のGSAは、各国の周波数オークション結果を調査して利用実態を公開している。2025年のレポートでは、低・中・高の3周波数帯の動向を整理し、6G研究が進む中でも5Gが依然として重要な役割を担うと指摘した。

 モバイル通信の業界団体Global Mobile Suppliers Association(GSA)は、会員向けに業界の最新情報を提供している。通信事業者は特定の国や地域で電波を利用するためのライセンスを“周波数オークション”で取得するが、GSAは各国の周波数オークションでの落札価格を調査、公開しており、ここから各周波数帯ごとの利用状況が読み取れる。

 GSAが2025年7月に公開した調査レポートは、「6G」(第6世代移動通信システム)の実用化に向けた研究が世界的に進む中、「5G」(第5世代移動通信システム)が今後重要な役割を担うことを示唆している。

3つの「周波数帯」とは? それぞれの利用状況と今後

 5Gおよびそれ以前の移動通信システムの利用する電波の周波数帯は以下の3つに分類できる。

  • 低周波数帯(ローバンド)
    • 1GHz未満
  • 中周波数帯(ミッドバンド)
    • 1GHz以上6GHz未満
    • 米国では3.7~4.2GHz、欧州では3.4~4.2GHzが「Cバンド」と呼ばれる
  • 高周波数帯(ハイバンド)
    • 6GHz以上
    • 30~300GHzは「ミリ波」と呼ばれる

 GSAの調査レポートはそれぞれの周波数帯の利用ライセンスの落札価格と、そこから読み取れる利用状況に対する洞察を以下のように説明している。

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