「Android」スマートフォンや「iPhone」のバッテリー駆動時間を可能な限り延ばすには、どうすればよいのか。機種変更をしなくても、運用の工夫でバッテリーの持ちを改善することはできる。具体策を紹介しよう。
OSとしてGoogleの「Android」を備えるスマートフォンにしても、Appleの「iOS」を備えるスマートフォン「iPhone」にしても、バッテリー駆動時間の重要性は変わらない。従業員のスマートフォンが外出先で頻繁にバッテリー切れになるようだと、生産性に影響しかねない。スマートフォンのバッテリー駆動時間を最大限に延ばすことは、IT部門が注視すべき課題となっている。
スマートフォンのバッテリー駆動時間を可能な限り長くするために、IT部門が打てる対策は幾つかある。その中心となるのが、スマートフォンの電力消費を最適化するポリシーの適用だ。ただしBYOD(私物デバイスの業務利用)を採用する場合、私物スマートフォンを業務で利用する従業員が、厳格な電力管理を快く思わない可能性がある。従業員から同意を得た上で、省電力ポリシーを適用するのが賢明だ。
IT部門は、スマートフォンのバッテリー駆動時間に関する問題に対処するために、以下の対策を講じることができる。
スマートフォンのバッテリー駆動時間は、従業員の行動に大きく左右される。意外なアプリケーションや設定が、かなりの電力を消費していることがある。バッテリー駆動時間を長くするために、スマートフォンで使用するアプリケーションや設定に注意を払うよう、従業員に促す必要がある。
小さな習慣が、バッテリー駆動時間に大きな違いを生むことになる。熱によるバッテリー問題を避けるため、従業員にはスマートフォンを充電する前や、暑い場所に持っていくときに、保護ケースを外すことを推奨しよう。バッテリーへの負荷を軽減するため、充電は80%程度で終えることをアドバイスするとよい。
IT部門は、バッテリー寿命を延ばすベストプラクティスに従業員が従うように、以下のヒントを共有すべきだ。
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