クラウドサービスの利用が増加することで、IT運用で生じる費用が当初予算を超える企業が存在する。コスト増大の抑制や管理を効率化したい企業に役立つのが「FinOps」だ。
人工知能(AI)ベンダーをはじめとして、日々さまざまな企業が自社製品やサービスのリリースを公開している。本シリーズは、ニュースやネットで頻出する”あのバズワードや用語”をスムーズに理解するための資料を提供する。今回は、「FinOps」を紹介する。
「財務」を意味するFinanceの「Fin」、「運用」を意味するOperationsの「Ops」を組み合わせた用語
クラウドサービスの利用とコスト削減を目的とした管理手法
オンプレミスを前提とした時代においては、ITインフラの利用で生じる費用は、その導入や運用にかかる固定費が中心だった。一方、クラウドサービスは一般的に利用量に応じて課金されるため、「誰がどれだけ使っているか」「そのコストは妥当か」を継続的に管理する必要がある。
FinOpsを利用することで、運用コストの可視化と予算管理を両立できるだけではなく、社内にサービスの利用最適化を提案することも可能だ。
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