NEWS
東京海上日動がE-Business SuiteとUNIXサーバで経理システムを刷新、決算作業を効率化
UNIXサーバ「IBM System p」を中心とするオープンプラットフォームで構築し、ERPパッケージとして「Oracle E-Business Suite」を採用。各種会計制度の変更への対応、将来的な保険版国際会計基準やグローバル連結経営管理への拡張も視野に入れている。
日本アイ・ビー・エムとアイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス(以下、IBCS)は6月23日、東京海上日動火災保険(以下、東京海上日動)の経理システムを、ERPパッケージをベースとするオープンシステムへ全面刷新したことを発表した。新システムは5月より稼働を開始している。
新システムは、IBMのUNIXサーバ「IBM System p」を中心とするオープンプラットフォームで構築し、ERPパッケージとして「Oracle E-Business Suite」を採用。構築に当たっては、IBCSがコンサルティングサービスを提供し、東京海上日動システムズと日本アイ・ビー・エムを加えた3社がシステム開発を行った。また開発は、IBMの中国での開発拠点であるISSC(IBM China Global Delivery Center)と、日本の開発拠点との分散環境において、同時進行で実施した。
東京海上日動は四半期決算45日対応を前提とする決算プロセスの正確性と統制レベルの向上、柔軟性・拡張性の確保を目的に、経理システム基盤の構築を検討してきた。2006年より具体的な要件検討に着手し、約1年半の開発および従来システムとの並行稼働期間を経て、現在では本社経理部門を含む全国約400人の経理担当者が新システムを活用している。
新システム導入により、経理部門では損保企業特有の多岐にわたる各種決算事務作業の効率化やステータス管理を実現するとともに、決算シミュレーション実施を含む決算作業の精度向上を図った。また、各担当者のシステム利用に関する証跡を一元管理することにより、経理業務における統制レベルが向上している。全国の各利用部門においては締日翌日からの柔軟な会計データの参照・分析が可能になり、これまで本社経理部門が月次配布していた数百種類の紙帳票が廃止された結果、機敏な営業戦略の立案/実行が実現した。。
東京海上日動では今後、本システムをベースに、四半期業績開示などの各種会計制度の変更への確実な対応、将来的な保険版国際会計基準やグローバルでの連結経営管理への拡張も視野に入れている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
事例
[日本オラクル株式会社] ピンチをチャンスに変えたEPR製品は? 先行企業の導入事例3選 -
技術文書・技術解説
[日本オラクル株式会社] 無自覚なリスク 秘伝Excelファイルが監査の壁、不正・ミスの温床となる理由 -
製品資料
[日本オラクル株式会社] 戦略的経理の第一歩 失敗のない「脱Excel」を実現する秘訣とは? -
技術文書・技術解説
[日本オラクル株式会社] いまさら聞けないオンプレERPとクラウドERPの違い 最適な製品をどう見極める? -
事例
[株式会社ビザスク] 連結売上高が約2倍に成長、富士フイルムが実践した新規事業創出の戦略とは?
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
3
「ノートPC派」は損をしている? Dellと考える“自作PC”のメリット
-
4
LINEヤフーはなぜ「社内の管理者」すら信用しないインフラを作ったのか
-
5
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
6
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
7
IT製品の導入に関するアンケート「PC&デバイス」編
-
8
慶應義塾が「Notion」を選んだ理由 AI導入の盲点になる“情報のサイロ化”
-
9
「SIEMの利用」に関するアンケート
-
10
「0.3秒のスピード顔認証」の入退室管理が社員に好評 事例に学ぶオフィス改革
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
DX/AI投資の壁を突破、現代の最高財務責任者が直面する課題と克服のヒント
-
2
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
3
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
4
バックアップは“取っているから大丈夫”なのか? ランサムウェア時代の備え方
-
5
システムの保守がモダン化を阻む? 「変えない判断」から脱却する方法とは
-
6
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
7
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
8
5分で分かる Microsoft 365のデータ損失に備えるためのバックアップの仕組み
-
9
ネットワーク遅延の原因、「パケットロス」の基礎知識と効果的な解決策
-
10
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー