造船のツネイシがJD Edwardsで会計システム刷新、複合企業の連結会計を早期化NEWS

グループ企業合併に伴う会計処理の集約と連結会計の早期化を狙い、オラクルのERPパッケージ「JD Edwards EnterpriseOne」を導入した。

2008年05月19日 17時09分 公開
[TechTargetジャパン]

 日本オラクルは5月19日、常石造船カンパニーをコアカンパニーとした造船会社大手ツネイシホールディングスが、オラクルのERPパッケージ「JD Edwards EnterpriseOne」を活用して連結会計システムを刷新したことを発表した。

 2006年初め、同社はオラクルのJD Edwards EnterpriseOneを活用して統合会計システムの再構築に着手。2007年1月にはグループ内の11社と合併し、複合的な企業グループとなっているが、従来、グループ各社はそれぞれ個別の会計システムを運用しており、グループ内の会計処理を共有センターに集約するため、経理をはじめとする間接業務を一手に担う「ツネイシビジネスサービスカンパニー」という事業部組織を新設し、オラクルのERPパッケージ製品の採用に至った。

 パッケージ選定に関してツネイシホールディングスは、グループ統合経営を視野に入れたマルチカンパニー対応、システムの柔軟性、短期導入、シンプルな機能、サポートサービスを重視。特にJD Edwards EnterpriseOneのマルチカンパニー機能が持つ設定の汎用性は、製造業からサービス業まで規模の異なる業種・業態の集まった同社のような企業グループに¥最適だったとしている。

 新会計システムは、2007年1月に稼働を開始。一般会計、債権管理、債務管理、固定資産管理、原価計算の一元化を実現し、さらに専門ソフトを連携させることでグループ連結会計も実現したとしている。

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